恵那のいただき 金田千鶴物語: 信州伊那谷が生んだ悲恋の〈アララギ派〉歌人

(著) 奥村晃作

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作品詳細

「夕日さす 恵那のいただきよく見えて はては知られず澄める西空」
一般にはその名も業績もほとんど知られていない、信州伊那谷が生んだアララギ派歌人・金田千鶴の歩みを、同郷の後輩歌人が綴る——昭和初期に現われ、歌歴満8年で多くの作品(歌八百首余り、小説二編、文学ノート二冊)を残し、33歳という若さで病死した夭折歌人。「病歌人」「相聞歌人」「社会詠歌人」と呼ばれた表現者の、その短くも太い人生を読み解く。

【著者プロフィール】
奥村 晃作(おくむら・こうさく)

1936(昭和11)年長野県飯田市生まれ。
東京大学経済学部卒。宮柊二に師事。
「コスモス」選者兼編集委員。
「江戸時代和歌」編集人。現代歌人協会理事。


歌集に『三齢幼虫』『鬱と空』『鴇色の足』『父さんの歌』『蟻ん子とガリバー』『都市空間」』、以上の6冊をそのまま収録した『奥村晃作作品集』及び新刊の第七歌集『男の眼』。
評論集に『隠遁歌人の源流』『現代短歌』『宮柊二の秀歌二百首』『抒情とただごと』『賀茂真淵』がある。

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