悔いなき生を世のためにーー財団法人青森県社会奉仕振興会の歩みと私

(著) 田澤久雄

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作品詳細

[商品について]
―すべてを投げ打って社会に還元する。それが私の生きる道―
若い頃から人とは違う人生を歩み、レールの上を走るだけの人生で終わりたくないという思いを持ち続けてきた著者は、両親の老いを目の当たりにして、その人生にどう報いればよいのかと考えるようになった。その問いは、家族のために寝る間も惜しんで働いた父と母の姿と重なって、やがて公益事業によって社会へと還元するという志となっていくーー助成金を受けることなく、私財を投じて他団体で扱わない事業を行う「財団法人青森県社会奉仕振興会」はいかにして生まれ、いかなる道のりを歩んできたのか。青森の地で財団が行ってきた取り組みと共に、ひとりの福祉人の半生を綴った記録。

[目次]
まえがき
財団法人設立まで
私の生い立ちと設立の動機
財団法人の許可
財源について
他団体でも行っている事業
「在宅ねたきり老人」への慰問
県内初の新規事業
「特別養護老人ホーム」のアンケート調査
ボランティアグループへの助成金交付
「青森りんご台風被害と支援」誌の発行
「りんご被害農家」のアンケート調査
りんご農家活性化の提案
「阪神大震災について」のアンケート調査
国内初の新規事業と思われる事業
「在宅ねたきり老人と介護人手帳」の発行
「ひとり暮らし老人手帳」の発行
「ボランティア手帳」の発行
「ボランティアのうた」の制作
個人・企業からの社会奉仕事業の委託業務
「中高年用スポーツ手帳」の発行
実現に至らなかった新規事業
日本最初のりんご結実の地に「記念碑」建立
「私製の抽選付年賀はがき」の発行
「初代横綱若乃花出身の地」に記念標識の設置
この国に生まれて思うこと
不登校または不登校傾向にある現中学生と卒業生
家親族こども会
行政改革について
財団法人の事業年表
あとがき
編著者

[担当からのコメント]
この世の中に自分だけの力で生きてきた人は一人もいないのだとすれば、自分の人生をどのような形で社会に還元していくべきかという思いが生まれるのは当然のことですし、社会はそうして未来へとつながっていくのではないかと思います。多くの方にとって、本書が「自分なりの社会への還元の仕方」を考えるきっかけとなれば嬉しく思います。

[プロフィール]
田澤久雄(たざわ・ひさお)

昭和八年 青森県弘前市に生まれる。
青森県立実業高校卒業。
公認会計事務所、東奥信用金庫勤務、脱サラして建物賃貸業、昭和五十九年(財)青森県社会奉仕振興会を設立、現在に至る。
平成五年 田澤親族子ども会立ち上げ
平成二十年 日本彩書道会立ち上げ

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