慟哭のヘル・ファイアー

(著) 雨宮惜秋

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作品詳細

[商品について]
―どこまでも不条理な世界に抗う術はあるのか―
きみを待っていました――。
最後の願いを聞き入れて母を殺した勇司は、一人母の火葬を行った帰りに、子供の頃に母と一緒に過ごした桜の大木を見つけるために向かった邪美留の丘で、作務衣を着た天の童、苦藻と出会う。それは人の姿をした「魔」の禍から息子を守ろうとする母の導きであり、また信者を食いものにして生きる僧侶・幻条や幻条と腹違いの兄弟である市長、幻条の娘婿の警察署長ら「魔」に憑かれた者たちとの闘いの始まりでもあった。
望まずしてこの世に生を享け、望まずして死んでいかなければならない人間の運命の不条理と悲しみを、生きることの意味と人の内面に蠢く「魔」との関わりの中で描いた長編小説。

[目次]
一 母親殺し
二 邪美留の丘
三 おれは、被害者だ
四 悪魔の巣窟
五 コックの腕前
六 しのび寄る毒牙
七 血まみれの快楽
八 チェックメイト
九 運命の日

[出版社からのコメント]
人がもたらす災厄は、戦争や犯罪などさまざまな悲劇を生み出しながら、この世界の不条理を私たちに見せつけますが、その中でこの物語を生きる彼らがどの様な道を歩み進んでいくのか、その結末を手に取って確かめていただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
雨宮惜秋(あまみや・せきしゅう)
1944年2月、東京都生まれ。資料館を経営。

著作一覧
2001年 『瑞宝館によせて』(自費出版)
2006年 『慟哭のヘル・ファイアー』鶴書院
2007年 『囁く葦の秘密』鶴書院
2008年 『小説恐怖の裁判員制度 : ワッ赤紙が来た! 懲役と罰金のワナ! : 続・囁く葦の秘密』鶴書院
2009年 『恐怖の洗脳エコロジー : 囁く葦の秘密 完結編』鶴書院
2009年 『小説恐怖の洗脳エコロジー : 囁く葦の秘密 完結編』鶴書院
2013年 『純白の未来』(自費出版)

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