戦争と差別と日本民衆の歴史: アジア太平洋戦争の真実

(著) 久保井規夫

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作品詳細

本書は、拙著「日本民衆の歴史シリーズ」の現代編です。「戦争と差別と日本民衆の歴史」と題した事からも分かるように、アジア・太平洋戦争の時代を中心としました。近代日本は、欧米列強の帝国主義の道を追い、天皇制軍国主義を強め、アジア民衆の敵と変じました。現代日本は、韓国「併合」に続さ、大陸への侵略を企て、さらに「満州事変」から日中戦争・太平洋戦争と、アジア全域を戦場としました。「王道楽土の渫洲」「大東亜共栄圏」は、日本がアジア支配のために弄した欺謀であり、民族差別に湛ちており、欧米の植民地支配と変わらず、アジア解放など幻影に過ざません。日本が、植民地とした台湾・朝鮮、植民地同様の「満州」で行った施策は、「同化・協和化」「皇民化」であり、民族文化は廃絶され、兵姑基地としての産業開発であり、自治はなく占領地同様の軍政でした。そして、支配の頂点には、総元帥としての天皇権力が君臨しました。

【著者プロフィール】
久保井 規夫(くぼいの・りお)

1942年 香川県仲多度郡琴平町に生まれる。
1967年 国立香川大学教育学部を卒業し、大阪府吹田市岸部小学校教諭を始めとして大阪府公立学校の教員として勤務。吹田市同和教育研究協議会の副会長・事務局長を長く務める。

現在
大阪府摂津市立第二中学校教諭。
著書
大同教・全同教大会・日教組教研などでの代表報告など、実践報告・著作多数。明石書店からは、『わかりやすい日本民衆と部落の歴史』『わかりやすい日本民衆の歴史と朝鮮』『入門日本民衆の歴史』『入門朝鮮と日本の歴史』『江戸時代の被差別民衆』『近代の差別と日本民衆の歴史』『図説朝鮮と日本の歴史一光と影(前近代編)』『同(近代編)』『写真記録地下軍需工場と朝鮮人強制連行一隠された戦跡1』『カラー図版日本の侵略戦争とアジアの子ども』『教科書から消せない歴史「慰安婦」削除は真実の隠蔽』『戦争と差別と日本民衆の歴史』を出す。

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