揺れる絞首刑台: 若者の死刑観と個人的な死刑の代案

(著) 宮野彬

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作品詳細

「日本は、今、それでも、まがりなりにも死刑廃止への道を歩んでいる状態にあるのか、それとも、相変わらず道なき道を歩んでいるのであろうか。これが、本書のテーマである。」(本文より)本書は、これまでの死刑制度の歴史・問題点を振り返り、現代の若者の死刑観を考慮したうえで、死刑の代案を提言した一冊。「わが国の死刑制度の歴史的変遷」、「死刑の廃止に向けての問題点」、「現代の若者の死刑観」などの9章で構成——「廃止派」と「存置派」双方の立場から死刑を考える。

【著者プロフィール】
宮野 彬(みやの・あきら)
1933年 東京に生まれる
1957年 中央大学法学部卒業
1963年 東京大学大学院博士課程修了
鹿児島大学法文学部講師・助教授を経て現在 明治学院大学法学部教授
主著 『安楽死』(日経新書)(日本経済新聞社、1976年)
『刑事訴訟法100問』(共著)(蒼文社。1978年)
『刑法入門』(共著)(有斐閣新書)(有斐閣、1979年、[新版]1989年)
『安楽死から尊厳死へ』(弘文堂、1984年)
『刑法各論』(共著)(青林書院、1984年、[増補版] 1988年)
『犯罪の現代史』(三嶺書房、1986年)
『日本の刑事裁判』(三嶺書房、1987年)
『おもしろ公務員刑法雑学読本』(公人の友社、1988年)
『刑法の社会学』(三嶺書房、1989年)
『刑事和解と刑事仲裁』(信山社、1990年)
『裁判のテレビ中継を』(近代文藝社、1993年)

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