新型コロナ日記──シニア・持病持ちの終わりなき闘い
(著) 加藤征男
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―コロナ禍でも淡々と生きる―
2019年12月、中国湖北省武漢市で相次いで発生した原因不明の肺炎は、2020年になると「新型コロナウイルス」となって世界中に拡散した。糖尿病治療薬アマリールを飲み、狭心症予防薬アムロジンを飲み、高脂血症薬メバロチンを飲みながら疾患抑制の毎日を過ごす著者は、今日もHbA1cの値を気にしながらウォーキングにバランスの良い食事と健康維持を心がける。しかし中国から拡大した新型感染症は世界中に感染を広げ、著者の日常生活にも次第に新型コロナの影が忍び寄るようになるーークルーズ船での感染からはじまり、錯綜する感染予防対策にワクチン問題、クラスターに医療崩壊と、たった数年で私たちの生活を大きく変えた怒涛の日々を、シニアの目線から自身の日常と共に克明に綴ったコロナ禍日記。
[目次]
不安なる序章
第1章 試行錯誤の医療体制
第2章 第2波へ 経済と感染抑制は可能か?
第3章 第3波へ 高齢の重症者急増で病床ひっ迫
第4章 第4波から第5波へ
第5章 変異株「オミクロン株」上陸
第6章 オミクロン株別系統「BA・2」感染力増
第7章 新型コロナの収束はあるのか
終わりなき最終章
著者略歴
[担当からのコメント]
本書を読んでいるとマスクを求めて駆け回った日々や緊急事態宣言で人影がなくなった街並みが思い出されますが、本書はそうした記憶の記録であると同時に私たちの社会が新型コロナという未知の感染症にいかに向き合ったのかを記した記録にもなっています。コロナ禍とは何だったのかを考えるうえでもお薦めの一書です。
[著者略歴]
加藤征男
1941(昭和16)年新潟県に生まれる。十代まで県下に転住、その後上京、以来四十数年技術者として中堅企業に勤務し、のち経営の一翼を担う。六十一歳で退職後、父や義父の年代の戦争体験に興味を持ち、戦史を調べ始めて、本格的な探求に至り今日に至る。
これまでに2015年2月「1945 終戦への道」(文芸社)、2017年12月「日米英蘭開戦への道」(文芸社)。現在、両書共、22世紀アートより電子版を配信中。
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