新源氏物語 花はむらさき~夢はるか・愛と憎しみの平安絵巻~

(著) 浜村淳

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作品詳細

[商品について]
―度重なる逢瀬の先に、源氏の君が見ていた夢とは―
「そしてある夜、風に梢が鳴るような自然さで彼女を抱いた」(本文より)
日本が世界に誇る名作古典「源氏物語」。幼い頃に母を亡くし、その心の空虚を埋めるかのように本物の愛を求めて、あの人、この人と遍歴を重ねていく光源氏の物語は、千年の時を越えてもなお読む人の心を強く惹きつける。本書は、司会・映画評論などの分野でマルチに活躍する傍ら、人気ラジオ番組のパーソナリティとしても知られる浜村淳氏が、特に母恋いの旅を続ける光源氏の境遇に焦点を当て、物語を膨らませたり順序を入れ替えたりしながら新たに綴った源氏物語となっている。藤壺や紫の上をはじめ、魅惑的な世界を作り上げる個性豊かなヒロインたちと光源氏の関係を理解する入門書としてもおすすめの一書。まるで絵巻物をみるような美しく哀しい世界があなたの眼の前に繰り広げられる。

[目次]
はじめに――雪の子守唄
藤 壺
元 服

空 蝉(うつ せみ)
六 条
夕 顔
若 紫
末摘花(すえつむはな)
藤壺の中宮
朧月夜(おぼろづきよ)
葵 祭
夕 霧
嵯峨野
桐壺院崩御(ほうぎょ)
春の嵐
あとがき
著者略歴

[担当からのコメント]
原文を読み通すのは至難の業とされる「源氏物語」ですが、約千年ものあいだ読み継がれてきた名作を知らずにいるのは、やはりもったいないものです。今回そんな源氏物語が、映画と読書をこよなく愛する人気ラジオ司会者の浜村淳さんの手によって新たに訳されました。改めて物語を理解しながら楽しく読み進めたいという方はもちろん、これから学校で習う学生の皆さんの予習用としても大変心強い一書となっています。ぜひご一読ください。

[著者略歴]
浜村 淳(はまむら じゅん)
京都市の生まれ育ち
同志社大学文学部卒
司会・DJパーソナリティ・映画評論
ラジオ「ありがとう!浜村淳です」は現在35年目

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