新訂『ニルス』に学ぶ地理教育: 環境社会スウェーデンの原点

(著) 村山朝子

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作品詳細

「本書を手にした人たちが、『ニルス』を通して地理におもしろさや深さを見いだし、地理に少しでも関心をもってくれるならば、筆者としてこれ以上の喜びはない。」(本書「はじめに」より)世界中で児童文学の古典的名作として知られている『ニルスのふしぎな旅』を地理教育の観点から読み解き、地理教育のあり方を提示した作品。『ニルス』の紹介はもちろんのこと、作品の舞台であるスウェーデンの地理の他、本文中の要所要所に書かれたコラムも魅力的である——読めば読むほど、『ニルス』の新たな顔が見えてくる!

【著者プロフィール】
村山 朝子(むらやま・ともこ)
茨城大学教育学部教授。
お茶の水女子大学文教育学部地理学科卒業。
奈良女子大学大学院文学研究科修士課程修了。
お茶の水女子大学附属中学校教諭、常磐大学非常勤講師などを経て、2004年茨城大学教育学部助教授。2009年より現職。専門は社会科教育学、地理教育学。中学校社会の教科書執筆に長く携わる。
著書に『『ニルスのふしぎな旅』と日本人―スウェーデン地理読本は何を伝えてきたか―』(新評論、2018年)、『社会科中学校の地理 世界の姿と日本の国土(帝国書院、2016年、共著)、Geography Education in Japan(Springer, 2014年、分担執筆)、『科学を文化に』(学術会議叢書18、財団法人日本学術協力財団、2011年、分担執筆)、『『ニルス』に学ぶ地理教育―環境社会スウェーデンの原点―』(ナカニシヤ出版、2005年。人文地理学会賞・受賞)などがある。

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