機転・動転・流転: 愛しき我が人生の軌跡

(著) 筑紫昭和

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作品詳細

民族の歴史である国の歴史については、人々がいつの時代に生まれようと、過去及び現代について詳しく知らされ、その成り立ちについて深く熟知する事が出来るのである。
 この事によって先祖に対する崇敬の念が湧き上がり、ますますこの国を護って行かねばと、固く決意を新たにするものである。
 しかし一方、この国を構成する個人となると、その家族の拠って立つ歴史については、不認識な場合が多く、そこからは家族に対する崇敬の念は生まれて来ないのである。
 現代社会に見られる毎日起こる凶悪な殺人事件をはじめとする犯罪は、まるで「たが」の外れた桶のようなもので、その止まる所を知らない。
 私を含めて宗教心の少ない日本人にとっては家庭での歴史を知る事は極めて大切で、それは単に過去を知るという事に止まらず、未来に向かっての方向を示すものに外ならないほど、重要なものである。
 特に子供達となると、生まれて以降の事は生活を共にし、実感もあるが、生まれる以前の親達の二十年、あるいは三十年については、全くといって良いほど、知らされていないのが実態である。
 一方この人生に於ける生涯の二分の一、または三分の一にも当る歳月は、個人としての人となりの歴史であり、極めて重要な部分と考えられる。
 そこでこの重要な部分での、私の生きざまの経緯と先祖から受け継いできた重要な歴史を文書として残し、これを子供達に伝える事は、それを子供達が真似る真似ないは別として、なんらかの親の生きざまに直面し、感じ取るものがあるはずである。
 その結果に対する判断の良し悪しは子供達に任せて、真実をあるがままに伝え、何か得るものがあればまことに幸せという事になる。
 ここに我が起伏多き波瀾万丈の人生を、真心を込めて贈る事にする。

著者プロフィール

筑紫 昭和(ちくし てるかず)

昭和2年11月13日生まれ
熊本県出身
早稲田大学第一法学部中退

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