歯の喪失という生涯学習 ~立正安口腔論~: 人間は地球上の全ての存在と共存して生きる命、歯もまた口腔内環境と共存して生きる命である

(著) 阿部實

Amazon

作品詳細

本書の一番大きなテーマは、「生涯学習」です。と言っても教室や講座に通って勉強する趣味や教養などの一般的な生涯学習とは異なり、人生という学校で誰もが必ず経験的に学ぶことになる課題という意味の生涯学習です。とくに「歯の喪失と入れ歯治療」という体験を通して学ぶ「健康」「命」「死」「自然」「幸福」そして「自分」というテーマについて考えることになります。
 そういうわけで、この本を読んでいただきたいのは、第一に中高年になり歯の喪失を体験されて、将来に不安をお持ちの方です。第二に歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士など、歯と咬み合わせの健康に関わるお仕事や勉強をされている方です。第三に歯と咬み合わせの健康に関心を持つ全ての方々です。生涯を通して歯と咬み合わせの健康を守り、幸せに生きたいと願う全ての方々のために、きっとお役に立てるヒントが見つかるはずです。

【著者プロフィール】
阿部 實(あべ みのる)
1946年3月18日 東京都出身

学歴
1964年3月 東京都立戸山高等学校卒業
1971年3月 東京医科歯科大学 歯学部卒業

免許・資格
1971年11月 歯科医師免許取得
(歯科医師登録:第60506号)
1981年12月 歯学博士
(東京医科歯科大学)

認定医・指導医
日本補綴歯科学会認定医(第753号)
日本補綴歯科学会指導医(第421号)
日本補綴歯科学会認定医(第55号)

職歴
1971年4月 鶴見女子大学歯学部 歯科補綴学教室 助手
1976年4月 鶴見大学歯学部 歯科補綴学第一講座 講師
2000年4月 鶴見大学歯学部附属病院初診室室長併任
2003年7月 鶴見大学歯学部 歯科補綴学第一講座 助教授
2007年4月 鶴見大学歯学部 歯科補綴学第一講座 准教授
2011年4月 鶴見大学歯学部 有床義歯補綴学講座 学内教授
2011年4月 鶴見大学歯学部附属病院初診科科長併任
2012年3月 鶴見大学歯学部 有床義歯補綴学講座 学内教授退任
2012年4月 鶴見大学歯学部 有床義歯補綴学講座 臨床教授
2012年9月 矢口記念大森ユニオン歯科 院長

矢口記念大森ユニオン歯科 HP
http://oomoriyunion.jp

これだけ歯科医が進歩しているのに、虫歯や歯周病はなぜなくならないのでしょうか? 依然として中高年になると多くの方が歯を喪失し、歯や義歯あるいはインプラント等で悩んでおられるという現状があります。
 歯を喪失することは悲しいことですが、その経験から何を学び成長するかが重要な鍵となります。
 私は、鶴見大学の有床義歯補綴学講座で40年以上いろいろな補綴装置(ほてつそうち)の研究開発を続けてきました。その結果を実証してくださる多くの患者さんにも恵まれました。適切な義歯を提供できて、その義歯が長持ちし、自分の歯も長持ちさせることができれば、歯の喪失体験は決してマイナスではなく、人生に喜びと幸せをもたらす経験にもなり得ることも学ばせて戴きました。
 大森ユニオン歯科では、それらの経験を活かして、義歯でお悩みの皆様に少しでもお役に立てるようにしたいと考えております。

新刊情報

22世紀アート
オフィシャルコーポレートサイト

百折不撓