漂泊の詩人: 岡田徳次郎
(著) 河津武俊
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芥川賞候補作家となる作品を生み出すも文学と酒をこよなく愛し、「文学の鬼」とも呼ばれる「岡田徳次郎」の波乱生涯とその作品集。
芥川賞候補作「銀杏物語」、詩のほとんどを詩撰抄として収録。
岡田徳次郎の清澄で憂愁に満ちた作風は、貧窮と漂泊の生涯とともに読者に共感と感銘を与える。
著者の緻密な取材とその考察からうまれた人物描写は、藤本義一氏も絶賛したノンフィクション作。
著者プロフィールーーーーー
河津武俊(かわづ たけとし)
昭和14年(1939)福岡市生まれ。現在大分県日田市で内科医院に勤務。
著書
『秋澄——漂泊と憂愁の詩人・岡田徳次郎の世界』(講談社、1988)、『山里』(みずき書房、1988)、『肥後細川藩幕末秘聞』(講談社、1993)、『耳納山連山』(九州文学社、1996)、『山中トンネル水路——日田電力所物語』(日田文學社、2001)、『富貴寺悲愁』(弦書房、2003)、『肥後細川藩幕末秘聞』(弦書房、2003再刊)、『漂白の詩人・岡田徳次郎』(弦書房、2004年再刊)、『秋の川』(石風社、2006)、『森厳』(鳥影社、2013)、句集『花吹雪』(弦書房、2016)など。
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