激流の中で:敗戦後中国で育った少年とその後

(著) 江幡武

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作品詳細

[商品について]
―理想と現実の狭間で生きた日々―
昭和二十年、当時国民学校四年生だった私は、満鉄病院で小児科の医長をしていた父の下、チチハルで敗戦を迎えた。進駐してきたソ連軍も引き揚げ、国民党の中央政府が統治していた頃、大部分の日本人が帰国する中で病院関係者として父が留用されると、私もそのまま中国に残った――。
東北大学で物理学を学び、停年退職した著者が戦後内戦のなか転校を繰り返し、多くの教師や友人と出会い・別離を繰り返し、帰国するまでの日々を、そしてまたその経歴が生きた退職後の二十年の暮らしを振り返る。

[目次]
はじめに
第一章 ──敗 戦
一 敗 戦
二 小学校の生活
三 父母のこと
第二章 ──新中国とともに
一 訥 河(ノン ホ)
二 再びチチハルで
三 沈(シン)(瀋)陽(ヨウ)
四 北京医院
五 北京三中
六 三反五反
第三章 ──帰 国
一 日本へ
二 相 馬
三 五十年
第四章 ──新しい船出
一 中国語が戻ってきた
二 残留孤児との付き合い
三 植林事業を始める
四 植林事業での見聞と体験
五 隋希英、張国華、本郷女史
六 戦後七五年
七 岡千仞、金世竜、王勤謨、王惕斎
第五章 ──エピローグ 漂着
著者略歴

[出版社からのコメント]
敗戦とそれに続く日々は、その後の人生も含めて人によって様々ですが、戦争という巨大な現象を知るためには、そうした人生のどれもが貴重な証言となり記録となります。本書の中の人生が、多くの人にとって戦争を生みだした時代を知る一助となることを願います。

【著者略歴】
江幡 武(えばた たけし)

1935年 中国旧満州撫順市で出生
1952年 北京市立第三中学初級中学卒業
1953年 帰国
1455年 福島県立相馬高校卒業
1959年 東北大学理学部(物理学科)卒業
1964年 東北大学大学院理学研究科物理学専攻卒業 理学博士
      東京大学原子核研究所助手、東北大学教養部助教授、教授
      東北大学大学院理学研究科物理学専攻教授
      その間東北大学教養部長、大学教育研究センター長を歴任
1999年 定年退職 東北大学名誉教授
      宮城県日中友好協会副会長
2003年 宮城県日中友好協会会長
現   在 宮城県日中友好協会名誉会長
      日本中国友好協会顧問

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