狭い門 未来は、あなた達のもの: 戦争は人類史上最大の犯罪、愛と平和を若い世代に捧げる
(著) 城森満
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東京大空襲で家族を失った著者。
戦争体験をもとにして、戦争の悲惨さ、平和の大切さを全国空襲被害者連絡協議会東京大空襲訴訟原告団の一員として奔走し訴え続ける。
戦争を知らない世代へ贈る平和の提言。
ー本文よりー
この本を開いていただいてありがとう。
皆さんご存じのように、二〇世紀は戦争の世紀と言われ、先進国同士の後進国、弱小国の資源、利権等を奪い合い、その民に悲惨な苦しみを与え、肉親、親子の命を奪い我が国の人口に等しい人々がこの世界で命を奪われました。
その後人類は、核兵器を背景に大規模な戦争は非常にしにくくなったが、中規模小規模の戦争や地域紛争は未だに続いています。
私達を生み育ててくれた我が祖国日本も、第二次大戦で三〇〇万人以上の死者を出し広島長崎で一瞬にして、二〇万人以上の死者を出しました。その惨禍の中から、一九四七年五月三日に、戦争放棄の世界に誇る平和憲法を創り出しました。その平和憲法を持ちながら、二〇一四年、その憲法の改正手続きを取らずに、僅か閣議決定でその解釈改憲をして、米軍やその他の同盟国の戦争に参戦出来る国に変えてしまったのです。歯止めをしていても、途中でをやめるとは考えられないし、あり得ません。その中で、死者が出ることは充分にあり得ます。その時、国内世論はどのように動くのか、大きく問題になる事は間違いないのです。
戦争はまさに殺し合いなのです。
著者プロフィールーーーーー
略歴1932年 東京都生まれ
1956年 早稲田大学第2法学部 卒業
1997年 労働組合幹部、会社役員等を経て退職
1998年 ニュージーランド・ウェリントン・オンズローカレッジ日本語ボランティア教師
日本ニュージーランド学会 会員・元理事
著書
「蘇れ日本-リストラと戦争の悲劇を繰り返さないために」(新生出版)
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