現代日本の「宗教」を問いなおす: 唯物論の視座から読み解く現代の宗教的ジレンマ
(著) 亀山純生
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「日本人は多く無宗教というが、ほんとに宗教と無縁なのか。(中略)宗教はなぜ人を魅きつけるのか。そもそも宗教とは何なのか、現代の生にとってどんな意味をもつのか……」(本文より)
本書は、現代日本の「宗教」に含有される疑問と向き合い、唯物論の視座から“宗教的ジレンマ”を解読し、「豊かな社会」の宗教的意味を問うた一冊。「現代日本の宗教の特質と歴史的背景」、「現代日本の宗教批判の視座」、「唯物論の宗教観の根本的転換」など計5章で構成。
【著者プロフィール】
亀山 純生(かめやま・すみお)
1948年 石川県に生まれる
1977年 京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学
現 在 東京農工大学農学部教授
著 書 『人間と価値』青木書店,1989年
『うその倫理学』大月書店,1997年
『中世民衆思想と法然浄土教――歴史に埋め込まれた親鸞への視座』大月書店,2003年
共編著 『離脱願望 唯物論で読むオウムの物語』労働旬報社,1996年
共 著 『理性・感性・自由――近代哲学と倫理思想』三和書房,1982年
『人間とは何か』青木書店,1984年
『「豊かな日本」の病理』青木書店,1991年
『「近代」を問いなおす』大月書店,1994年
シリーズ「現代批判の哲学」
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