現役医師、この仕事で大事なこと:カルテと楽譜の間から
(著) 佐藤正之
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[商品について]
―生と死、答えのない問いを生きる―
生きている中で噛みしめる喜びや悲しみ、折々に感じてきた思いは、忘れてはならない人生の里程標である――。
子供の頃に体験した初めての死を振り返った「K君の思い出」、あるALS患者の自宅療養を巡る顛末を綴った「いのち」、予期していなかった突然の死と本人も周囲も満足して終える死、二つの臨終の様子を描いた「選ばれざる死」など、音大から医師へと異色の道のりを歩み続ける著者が、医師として、人間として、生と死の狭間で答えが出ることのない問いに向かい続けた若き日々を描いた、いのちを見つめる珠玉のエッセイ集。
[目次]
カルテ篇
選ばれざる死
愛のない十字架
共鳴(きょうめい)
いのち
答えのない問い
運命と不条理の狭間(はざま)で
勝利の代価
ホスピスの中の帝国軍人
楽譜篇
海
偶然という名の必然
K君の想い出
彼岸花
ひとつの指輪
神の与えた九十分
あとがき
電子版へのあとがき
[出版社からのコメント]
本書には医療をテーマとした作品も多く収められていますが、それぞれが生きること、そしてその裏返しである死ぬことについて、深い問い掛けを含む内容になっています。日々の生活の中であまり目を向けることのない問題について、本書を通じて考える時間を持っていただければ嬉しく思います。
【著者プロフィール】
佐藤 正之(さとう・まさゆき)
1963年(昭和38) 大阪で生まれる。
1982年(昭和57) 大阪府立三国丘高等学校 卒業、
1986年(昭和61) 相愛大学音楽学部器楽科 卒業、
高校音楽教諭を経て
1994年(平成6) 三重大学医学部卒業
2005年(平成17) 三重聖十字病院診療部長
2009年(平成21) 東北大学大学院医学系研究科
高齢者高次脳医学准教授
2010年(平成22)
三重大学大学院医学系研究科
認知症医療学講座准教授
現在に至る。
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