男の意地: 佐橋甚五郎の生き方

(著) 御木本卓行

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作品詳細

「甚五郎の生き方は四百年を挟んだ過去と現在という時代状況を超えて、現代という社会に生きるわれわれにさまざまなことを考えさせてくれる。」(本文より) 徳川家康と、朝鮮通信使として彼の前に再び現れたかつての家臣との因縁を描いた、森鴎外の歴史短編小説『佐橋甚五郎』。本書は、同小説の関連事項を史実から探り、朝鮮通信使を中心に、作品の舞台裏(時代背景)に迫った一冊。史実と虚構を行き交うことで、作品と歴史の見方が変わる、上品な文学研究書。

【著者プロフィール】
御木本 卓行(みきもと・たかゆき)

昭利19年静岡県に生まれる
本名杉本完治
現在静岡県立磐田北高等学校教諭
森鵬外記念会々員
著書
「キミが明日の主人公だ」日本教育新聞社出版局
[身体の不調は肝臓を疑え]講談社
「簡約古典文法』(共著) 日験
「鷗外」第六十二号(平成十年一月)
[舞姫」における気象描写(論文)
「鷗外」第六十四号(平成十一年一月)
主として「鷗外が結婚した日はいつか」について(論文)
「ベネッセ古語辞典」(執筆協力) ベネッセコーポレーション
「ベネッセ全訳古語辞典」(執箪協力) ベネッセコーポレーション
「全訳用例古語辞典」(執筆協力) 学研

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