県土は子孫からの預かりもの:土木行政36年を振り返って

(著) 小方武雄

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作品詳細

文化というか、文明というか、そういうものは芸術、科学技術、カルチャーなどのソフトなものと、道とか港、公園、建物そうしたハードなものとの集合であろう。そしてこれらのハードとソフトとは互いに影響を及ぼし合いながら進歩する。例えば、道と車(科学技術)について考えてみると、車の性能が良くなればより速く、より安全に走れる道が求められ、道が良くなればより速く走れる車が作られる。そうした互いの技術の向上があって今日の車社会が出来上がっている。

土木に携わるものにとって、士木事業に対する心構え、取り組み方、考え方など、私の経験したことが少しでも役立てばと思いつつ筆を進め、さらには土木技術屋ばかりでなく、大勢の県民の方々が土木事業に対して理解を示され、素晴らしい県土を後世に残すために自ら進んで行動し、シンボル的なものを沢山後世に残すことが出来、ひいては日本の文化・文明の発展に寄与することを期待しながらこの本を纏めたものである。(まえがきより)

【著者プロフィール】
小方武雄(おがた・たけお)
昭和17年 神奈川県生まれ
昭和41年 東京大学工学部土木工学科卒
昭和41年 神奈川県土木部道路建設課
昭和63~64年 横浜国大非常勤講師
平成元年 厚木土木事務所道路都市課長
平成3年 土木部道路管理課長
平成5年 小田原土木事務所長
平成8年 土木部道路整備課長
平成10年 土木部技監
平成11年 県土整備部次長
平成12年 県土整備部長
平成14年(財)神奈川県都市整備技術センター理事長

現在に至る

(現在の役職等)
・全国建設技術センター等協議会会長
・(財)日本建設情報センター評議員
・神奈川県土地収用委員会予備委員
・大磯町町有財産検討委員会副会長
・土木学会関東支部選奨土木遠産選考委員会委員
・全国道路利用者会議理事
・神奈川県道路利用者会議理事

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