石見浜田藩異端船頭二代記
(著) 板垣衛武
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江戸末期、外国との貿易が禁じられているなか密輸を繰り返し罪人として裁かれながらも、浜田藩の財政を影で支えた偉人として称えられている会津屋八右衛門。非業の死をもって終わる彼の人生は、千石船の船頭となることを夢見ていた会津屋清助という若い船頭の活躍に端を発する。
——丹念に資料を紐解きながら、回船問屋「会津屋」一家の、荒れる日本海のような波乱の人生を描いた傑作時代小説。
[目次]
会津屋清助の千石船から破船へ
一
二
三
四
五
六
会津屋きくの破船処理と再建
一
二
三
四
五
会津屋清助の奇跡の生還と失踪
一
二
三
四
会津屋八右衛門の活躍から破滅へ
一
二
三
四
五
六
七
八
あとがき
主要参考資料
[出版社からのコメント]
日本の物流を支えた回船問屋を舞台にした時代小説です。物流や問屋というと、少し地味なテーマに思われるかもしれませんが、ここには知られざる夢とロマンが詰まっています。
[著者プロフィール]
板垣 衛武(いたがき・もりたけ)
1935年生まれ。中国天津市で育ち、終戦で両親の郷里島根へ引き揚げた。
玉湯中学、松江高校(現松江北校)、大阪市立大学商学部卒業。
シャープ株式会社勤務後、自営業。
リタイアして、同人誌「関西文學」、「文藝かうべ」で、主として島根と大阪の歴史小説を発表してきた。
兵庫県西宮市在住
電子書籍著書
「石見銀山―須佐高櫓城と銀山山吹城」『関西文學』
第六十四号(二〇〇八年三月発行)
「石見銀山―釜屋間步と大久保間步」『文藝かうべ』
第三号(二〇一二年十一月発行)
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