
祖父から孫へ、人生の手紙:耳を澄まして聴けば、答えはそこにある
(著) 田沢義武
Amazon作品詳細
[商品について]
―生きるも死ぬも紙一重の日常で、大切なものとは―
友人の結婚式に招かれて訪れたアメリカで、中学英語教師として足利市に赴任していたカレンと五年半振りに再会を果たす中で、思い出されるかつて日本とアメリカが戦った痛ましい戦争の記憶。日本に幼ない娘と息子を残して単身韓国・馬山に赴任し、何が起こるか知れない海外工場で寝食を忘れて腕時計側金めっきの工場の立ち上げに奔走した日々に思う、戦争に召集された父や帰還しなかった時代の男たち。いま孫がいる世代となり、毎日ひたすら真面目に、前を向いて、一生懸命頑張って歩いてきたこの道の先に、これからを生きる若い子供たちに幸あれと願う――。
円熟を迎えた先輩として、未来を託す孫たちに贈る人生の手紙。
[目次]
第一章 三歳の夏
1.壮絶な戦い
2.三歳の夏
第二章 1945年(昭和20年)少尉たち。
(1) シャノンとクリスチャンの結婚式
(2) ニューヨーク
(3) ミセス・リン
(4) ライアン・メリッサ夫妻
(5) 宏くんと拓くん
(6) 「橋の上のホラティウス」
(7) 2011年(平成23年)3月11日午後2時46分。
(8) 二つの小学校で
(9) メール
(10) 巷で
(11) 鎮魂
第三章 もう一つの現実
1.Sentimental Journey (2006年3月11日)
2.ヘルシンキ空港 (2009年1月28日)
第四章 旅の風に吹かれて
1.As time goes by.「カサブランカ」瞬間に生きた恋
2.No Retuneのノスタルジア
(1) 「 帰らざる河 」女の生き方
(2) 「 シェーン 」男の生き様
3.Silence「沈黙」パードレの生涯
(1) バターリャ修道院
(2) パードレの運命
(3) 遠藤周作の小説「沈黙」の重要な場面
(4) パードレの生涯
4.神々たちの肖像
(1) God will not abandon you 「私はお前たちを見棄てはしない」
(2) God helps those who help themselves. 「お前は何をするのか」「助けなかったためしはない」
(3) For Whom the Bell Tolls. 誰が為に鐘は鳴る
(4) スペインの冬
5 In the Rain of October
(1) 韓国馬山時代(1979 - 1982 & 1989 - 1992)
(2) 哀愁のオクトーバーブルース
(3) 戦塵
(4) 春の風
(5) 旅の風に吹かれて
第五章 Destinations.(目的地)
(1) Memories of you.
(2) 家族愛
(3) 「がんばって」
第六章 まごへの手紙
(1) 「いのち」
(2) 「おらはおらで ひとりいぐも」
(3) まごへの手紙
著者略歴
[出版社からのコメント]
全ての人が生と死の狭間で生きているとすれば、本来、平凡な日常というものはどこにもないのかも知れません。どの様な時代でも、どの様な環境でも、ただ精一杯生きる、シンプルではありますが、日々の生活の中で忘れがちなことを、ぜひ本書を読み進めながら感じていただければ嬉しく思います。
【著者略歴】
田沢義武(たざわ・よしたけ)
1942年(昭和17年) 北海道上磯町生まれ
1961年(昭和36年) 函館西高校卒業
1966年(昭和41年) 岩手大学工学部応用化学科卒業
株式会社山本製作所入社
1994年(平成6年) 株式会社オプトニクス入社
2021年(令和3年) 同社取締役 現在
新刊情報
-
(著)
原田勝征

Bridges of Gratitude: How One Retired Engineer Found Meaning through International Volunteer Work
プリントオンデマンド¥ 2371
発売日:2025/12/04
-
(著)
江口愼一

Whispers of Light: Illuminating the Hidden World of Nature through Poems and Photographs
プリントオンデマンド¥ 1689
発売日:2025/12/02
-
(著)
村椿四郎

Where Does Poetry Come From, and Where Is It Headed?: Reading Contemporary Poetry Through the Lens of History
プリントオンデマンド¥ 2090
発売日:2025/12/03
- もっと見る







