私のお経: 退職後の人生を、心ゆたかに

(著) 斉藤善亮

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作品詳細

ー本文よりー
人生に成功することよりも、
人間として成功することの方が、
より大切なことだと思います。

私のお経とこの本のタイトルにしましたのは次のような理由からなのです。
「本を読みながらノートを傍に置いて覚えておきたいと思う意味深い言葉をそこに書きとめて置くのは好ましいことだ。何時か気持ちがふさぎ込んだ時などそれを眺めれば書きとめられた賢者たちの思索は生きてゆくのを、助けてくれるだろう」アンドレ・モロアはこのように述べています。この本は三十三年間の私の読書から覚えておきたいと思う意味深い言葉を書き留めた賢者たちの思索です。アンドレ・モロアの言うようにこの書き留められた言葉は特に定年後の私が生きてゆく為の心を支えてくれました。だから私はこの本のタイトルを、「私のお経」と名づけました。お経のように何度も何度も読み返しています。暗く落ち込んだ時に、この本の中の文章が、言葉が、心に浮かんでくるようになるまで読み返しています。本書は私自身が人間完成の為の心を養ってゆくための、私の心の平穏を得るための、いわば手近な参考書でもあるわけです。私は本書を一つの手がかりというか参考書として常に座右において活用し平穏な心でありたいと思っています。

著者プロフィールーーーーー
斉藤 善亮(さいとう・よしあき)

1934年徳島県鳴門市鳴門町出身。
定年後、湯布院に移り住む。
カミさんと愛犬(亮)との三人暮らし。
佛山寺(臨済宗)での座禅も10年になる。

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