空からお金が降って来る: 黒長澳(くろながふかし)短編集

(著) 黒長澳

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作品詳細

都会の短大を卒業した加代子は、臨時教員として雪深い山村の分校へやってきた。慣れない環境と教師の仕事に困惑する加代子だったが、三人の教え子たちとの心の交流を通して少しずつ教師として成長していく。第15回フーコー短編小説コンテスト優秀賞を受賞した表題作ほか、半世紀の時を超えて、空襲で生き別れた旧友の行方を探す「念仏坂の幻影」を収録した傑作短編集。

「あ! 先生、また雪が降りだしたよ」
みどりが空を見上げて言った。
「ホントじゃ、先生、空からお金が降って来る」
 達也はそう言って雪の上を駆け出した。加代子も駆け出した。
「雪よ降れ、降れ! もっと降れ!」 (本文より)

【著者プロフィール】
黒長 澳(くろなが・ふかし)

1934年広島県呉市生まれ。本名、黒長澳。玉川大学文学部教育学科卒業。学校法人理事。1956年、小学校に赴任。定年退職後、幼稚園勤務6年。2000年10月、幼児教育の理論と実践の書「ふだん着の園長」(渓水社)を出版。読者の依頼で、保育園・小学校・青年会議所などで講演。「空からお金が降って来る」は第15回フーコー短編小説コンテスト優秀賞作品。

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