糾われた男【電子書籍版】
(著) 望月清示
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【紹介文】
「われわれ人間が生まれ出てきたこの地球上には、自然界、人間界ともども、もろもろの厳しい不安定さ、不確かさ、あいまいさが、なんとも大量に充満している状態があります。大小さまざまなこれらの理不尽を膨大な歳月のなかで消化しながら、とにかく秩序や道理を求めてわれわれ人間は、各段階で苦悩し模索し続けていることではあります。
そのような人間の生きる営み−-〈生〉というものは、多くの他者の〈生〉と関わりあい、絡みあいながら営まれているわけです。」(本書「あとがき」より)
【著者プロフィール】
望月 清示(もちづき・きよし)
1933(昭和8)年、東京都品川区に生まれる。
埼玉県新座市在住。
『柩の家』で第12回埼玉文学賞を受賞。
著書に『足の砦』(勁草書房)、『団』(信山社出版)。
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