美と愛で綴る芸術小説家の人生
(著) 藤井善三郎
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―芸術小説家が語る自らの過去・現在・そして未来―
人の生き方や人生哲学などを自分史として書くことを生業とする作家・幸崎実は、ある日公園で一人の中年紳士と出会う。幸崎は、大学で博物館関係、東洋史、中国美術について教鞭をとる一方で、小説や書も嗜む作家である紳士・藤咲善有と交流を深めながら、藤咲の人生や夢、芸術や作品に対する想いを形にしていく――。
芸術小説という新しいジャンルを開拓する作家・藤井善三郎が、その生い立ちや人生観、書や著書について語る、自伝的小説。
[目次]
〝美と愛で綴る芸術小説家の人生〟出版にあたって
(一)公園でのインタビュー
(二)自然科学の美術への応用
(三)創設者と小説への動機
(四)師と書に対する考え
(五)同窓会での出会い
(六)祖先文化へのまなざし講演
(七)歌舞伎「勧(かん)進(じん)帳(ちょう)」観賞
(八)インタビュー原稿を読む
(九)スポーツジムで書の話
(十)文人展を鑑賞
(十一)中国古代玉と翡翠の講演
(十二)パリとウィーンの市内観光
(十三)ニューイャーコンサート観賞
(十四)出版記念の木琴リサイタル
(十五)故郷の墓参
(十六)美術館の仕事と展覧会
(十七)想い出に残ること
[出版社からのコメント]
どのような作品を生み出す作家でも、生きてきた時代や現実の中で経験してきた出来事を抜きにしては、その作品を語ることができません。これまで生み出されてきた芸術小説の根底には何があるのか、本作の中にある一人の作家の人生を味わいながら、その作品を理解するための一助としていただければ嬉しく思います。
[著者プロフィール]
藤井 善三郎(ふじい・ぜんざぶろう)
近江商人の流れを汲(く)む有鄰館設立者、藤井善助の長孫で、幼少より中国文物に接し、父早逝により大学卒業と共に理事長兼館長に就任、経営学芸を担当し、公益財団法人認定ではすべての実務を、自ら行った後、会長兼名誉館長となる。二〇一四年より、企業や美術館経営、約二十年間の大学での教鞭の集大成の「祖先文化へのまなざし|永遠の美」を執筆し、二〇一七年からは自ら演じた素人歌舞伎、オペラや演劇観賞、美術鑑賞、日本舞踊、お茶、お花、音楽の習い事、スポーツや社交ダンスを加えた、芸術小説という分野を開き、科学や医学の自然科学をも入れた作品を三年余で十一冊執筆し、共著を除き、著作は十六冊であり、内十四冊は電子書籍化され、英語版も十二冊である。講演会は、長楽館の「トークアンドミュージック」六回、新潟の會津八一記念館二回、近江商人博物館、書道関係等、八百回を越える。書は、四才より始め文人連盟の参与として四十四年間に、百二十点出展し個展は平成十八年、京都ホテルオークラと有鄰館で七十点を出展し開催した。専門は、中国美術、書道史、博物館学、経営学で、自然科学に精通している。近く「企業の人的財産へのエール、マーケティングの実践」と自伝小説が電子書籍で出版される。
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