聖書と人生 : 神と人間のドラマを生きる

(著) 角谷晋次

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作品詳細

[商品について]
―神は常に人と共にあり、人の手には聖書が与えられている―
聖書は「信仰の書」であると同時に、何よりもすぐれた「人生の書」でもある。日々の生活の中で迷いや苦しみ、虚妄や矛盾の中で利己心と自己顕示欲に支配され、真実を見抜く目を持たないまま生きている生身の人間に、人生を堅実に生き、無駄な回り道をしないで真理の中に生きる道を指し示す。本書は、牧師としてキリストの教えの伝道に努めてきた著者が、神や信仰、人生について教会の週報で発信してきたエッセイをまとめた作品である。信仰の有無にかかわらず、人生に真理を導く一書として、示唆に富む内容となっている。

[目次]
序文
第一章 出会いのドラマ
人生の無駄と、神のご計画
それを言っちゃ、おしまいよ
もしもイエス様がお生まれにならなかったら
愛すること、信じること
三浦綾子先生の召天
三浦先生ご夫妻の証し
樋浦誠先生の歩み
森郷の森
『御心が地に成るように』の完成
「斉藤先生のご本出版を祝う会」のご報告
斉藤久吉先生の歩み
出会いを頂いて
老師にお会いして
末包一夫牧師の召天
人間のゆとり
第二章 死を生きる
身近な人の死
死は通過駅に過ぎず
生命倫理について
死と生命倫理
墓場でなく天国へ
小さな日々の死
死と眠りと復活
魂のふるさとを持つ人生
キリストは私のために死なれた
平静の心
死後、この世に残すもの
松生利直先生ご夫妻のこと
同じ信仰
悪人が歓迎される
第三章 道
人間が求める道
タイミング
スランプ
人生の無駄
理想
人間を見る目
信仰と修業
礼拝の心
利府農村センターの意義
キリスト教成人教育機関としての聖農学園
おさなごの友
第二十四回岩手三愛山村塾の報告
信頼の回復
第二十七回岩手三愛山村塾報告書
神学校で説教を仰せつかって
第四章 本物の骨格標本
威厳と慈愛に満ちた骨格標本
「生活の喜び」と「人生の喜び」
老いを生きる
でこぼこでなく平静の心
飢えと渇き
沼津と東京
失敗を恐れない人生
管理職とイエス様
私憤と公憤
聖書読みの聖書知らず
祭司としての新渡戸稲造
新渡戸稲造著『武士道』の心
新渡戸精神の継承
旅する巨人
第五章 エロスと愛の間
愛と恋愛
恋愛とアガペーの愛
人間が共存する愛
惜しみなく奪う愛
愛には恐れがない
捨てるために、しっかり摑む
別れ
人生におけるプレッシャー
敵とライバル
宮沢賢治の人生の危機
人の約束について
聖書を読む
出エジプト・イスラエルの旅より
ガリラヤ湖の風
第六章 誘惑は神から
誘惑は神から
心の貧しさ
負けて勝つ道
することによって得る世界
納豆の粘り
宗教的悲しみ
のん気、根気、元気
少年の心
神が与えてくださった不思議な命の力
父なる神は今も働かれる
あなたと共にいる神
祈り
あとがき

[出版社からのコメント]
聖書は本来の目的であるキリスト教の教典として読まれるだけでなく、一種の歴史書として、あるいは物語としても多くの人々に読まれています。どの様な読み方であっても、その内容から何をくみ取り己の中で実践していくかは、とても大切なことだろうと思います。キリストが残し伝えた言葉を、日々の暮らしの中で実践するための一助として、本書を多くの方にご活用いただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
角谷 晋次(かどや・しんじ)

1937年、山口県に生まれる。高校卒業後3年間、宮城県の聖農学園で信仰訓練を受ける。岩手大学農学部、東京農工大学農学専攻科、日本聖書神学校を卒業。その後関東学院大学大学院(神学修士)修了。
1968年から6年間、岩手県山形村で定時制高校教諭とキリスト教山形村集会所伝道師として働き、山村教育と山村伝道に従事。
その後米国でセントラル・バプテスト神学校(神学修士)、インディアナ大学大学院博士課程修了、教育学博士。盛岡大学文学部教授・宗教主任として勤務し、1999年に退職。現在、日本バプテスト同盟盛岡仙北町教会牧師、仙北町幼稚園園長。著書に『キリスト教概説』、『キリスト教入門』(共著)、『みちのくの三愛運動』などがある。

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