芸術は、あなたの描く心から生まれる――「日曜画家」から始める絵画の愉しみ

(著) 矢嶋利雄

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作品詳細

[商品について]
――「汝の肉体の眼を閉じて、精神の眼で画面を眺めよ」と言ったロマン派の画家は、次のだれでしょうか。
1.ゴヤ、2.フリードリヒ、3.ドラクロワ
正解は、本書「7―2 心の眼をもつ」をご覧ください。

近年、生涯学習教室などによって多くの方が絵を嗜み、アマチュア画家としての人生を楽しんでいる。しかし高度な専門教育を受けてきたわけではない人にとって、絵や芸術の世界は分からないことだらけ、疑問だらけであることも少なくない。本書は、自らも「日曜画家」として勤めながら絵を描き、40年以上美術展などに出品を続けてきた著者が、趣味と芸術の狭間で様々な疑問を抱きながら絵を描いている方々に向けて、芸術に関する基本的な考え方から上達のヒントまで、長く続ける中で少しずつ自分なりに解釈できるようになったことをまとめ、分かりやすく解説した作品である。これから趣味で絵を始める方や、日曜画家としてもっと絵を楽しみたい方にお勧めの一書となっている。

[目次]
まえがき
1章 「芸術」を知る
1―1 芸術とは何か
1―2 芸術は誰でもできる
1―3 芸術は「感性」がつくる
1―4 本物で感性を高める
2章 「絵画」を知る
2―1 「良い絵=上手い絵」ではない
2―2 良い絵とは何か?
2―3 あなたにとっての絵画とは?
2―4 絵が描けない!
2―5 絵を描くとはどういうことか?
3章 絵画の「自由」を知る
3―1 絵に正解はない
3―2 絵が分からない?
3―3 常識から自由になるということ
3―4 常識は表現を鈍くする
3―5 自由な心にかえる
3―6 抽象絵画の自由
3―7 描かないのも自由?
3―8 作品を残さないのも自由?
3―9 絵画は変化するもの
4章 絵画の「基本」を知る
4―1 絵画の成り立ちについて
4―2 モティーフについて
4―3 構図の考え方
4―4 マティエールについて
4―5 色について
5章 絵画を描く
5―1 描こうと思った時が適齢期
5―2 画題にならないものはない
5―3 デッサンのススメ
5―4 継続のススメ
5―5 速写のススメ
5―6 絵は嘘を描くこと
5―7 視点を変えて描く
6章 「芸術家」の作法
6―1 怒られた話
6―2 裸婦デッサンは真剣勝負
6―3 絵が無くなった話
6―4 妻にたしなめられた話
6―5 絵を批評するときのルール
7章 あなたが「芸術家」になる法
7―1 あなたは満足、不満足?
7―2 心の眼をもつ
7―3 公募展を利用する
7―4 個展を開く
7―5 絵だけで生きていくということ
7―6 「芸術家」は己の身を削るもの?
7―7 描くことの意味とは?
参考文献一覧
著者プロフィール

[出版社からのコメント]
最近ではデジタルツールで場所を選ばず気軽に絵を描く方も増えていますが、誰でも気軽に始められ、知れば知るほど奥が深いのが絵画の魅力ではないかと思います。本書を通じて、多くの方が絵を描くというその魅力に触れ、長く楽しむヒントを得ていただければ嬉しく思います。

【著者プロフィール】
矢嶋 利雄(やじま・としお)

1949年 埼玉県生まれ。
埼玉県立不動岡高校在学中に油絵を始める。
同校卒業後、国鉄、JR東日本に勤務するかたわら絵の創作を続ける。
2005年に休職、2006年末で早期退職し、絵画に専念する。
新協展会員努力賞、人間讃歌大賞展佳作賞等を受賞。
新協美術会委員、国洋美術会会長、日本美術家連盟会員、絵画教室講師。

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