踊る「主権者」魂:「野火」が放つ民の声

(著) 桜井善作

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[商品について]
―「主権者」魂が日本を変える―
太平洋戦争が始まったときに小学一年生になったばかりの私は、教えられた通りに天皇を現人神と信じ、神国・日本も大東亜共栄圏も聖戦も信じ、鬼畜米英も神風も信じる模範的な軍国少年だった。当時の私はいつも全力で緊張し、額には皺を刻んで笑いを忘れた少年と化していた。そのロボット少年は日本の敗戦によって目を覚まし、以後「国家や権力や権威は一切信じない」と決意したものの、今度は現実との狭間で葛藤する日々が続いた。そして、文部省発行の『あたらしい憲法のはなし』に出会った私は、やがて「主権者である私たちこそが主人公である社会」を実現させなければならないと考えるようになった――。本書は、そうした「主権者」としての誇りのもとに時の権力と闘い続けてきた著者が、まったくの無知識、無経験から1980年に創刊し、2013年に250号で終刊した月刊小新聞『野火』の記事を厳選したセレクションである。日本の政治史を俯瞰するとともに、天皇制、原発、自衛隊など重要な諸問題について、主権者としてどう考え、行動するかを考えるうえで示唆に富む内容となっている。

[目次]
序 文
第一章  田中政権~海部政権
風化はさせない糾弾
〝天皇制〟を通して現在を考える
女優・吉永小百合さん トキよ大きく舞いあがれ
チェルノブイリは警告す
国家が無法に走れば
拝啓内閣総理大臣竹下登殿 ――私はこの国の滅亡を予感しています
ふたたび内閣総理大臣竹下登殿
許すまい! リクルート、消費税
天から札束が降ってくるけど
第二章  宮沢政権~森政権
ちょっと待った! PKO政府広告
国際法にも違反
似て非なる「政権交替」
小選挙区制は無責任体制の総仕上げ
危ない政権
戦後五〇年かけて元の道
じじ、愛ってなに?
落選運動―市民連帯・波21
手ごたえあり
韓国と日本の落選運動とその後
第三章  小泉政権~第一次安倍政権
これは権力犯罪である
それでもブッシュの戦争は正しかったと言えるのか
「言論弾圧」選挙
〔架空インタビュー〕総理! 総理! 総理!
総理への辞任勧告書
〔読者との電話討論〕もしも攻めてきたら
総裁選に向けた自民党員への手紙
〔安倍氏への手紙〕劣化著しい総裁選に異議あり!
国を「私物化」する安倍首相
〔自由詩〕心境
〔読者との電話討論〕ヒト廃棄物処理――死神政治!
「野火」独断法廷
第四章  鳩山政権~第二次安倍政権
人類の未来を拓け ――普天間基地撤去の決断こそその一歩!
〔架空〕皇太子妃雅子様潜入訪問記
未曽有の災害を無責任政治放任につなげてはならない
安倍改憲政権打倒
〔架空〕三七七六メートルから六三四メートルへ
〔架空決起ルポ〕権力を私するものに天罰を!
国家主義支配を狙うゾンビと亜流の復活をゆるすべからず
目指すべきは九条を掲げたひたすらなる平和道
終章  「主権者」魂
潮は満ちてきた
あとがき
【著者プロフィール】

[出版社からのコメント]
主権者であるということは、政治や社会の動向に常に関心を持ち、自分たちの進む道は自分たちで決めるという強い意識を持つということでもあります。面倒なことは他人に任せ、世の中を対岸の火事のように眺めていては、そうした意識を持つことは難しいでしょう。政治家が国民の顔色をうかがっているのだとすれば、政治家や政府の振舞いは彼らが国民をどう評価しているかということを端的に表しているのかも知れません。本書を通じて、主権者として自問しながら、政治や社会について考える機会をもっていただければ嬉しく思います。

【著者プロフィール】
桜井 善作(さくらい・ぜんさく)
1934年 新潟県北魚沼郡小出町(現魚沼市)生まれ
1953年 新潟県立小千谷高等学校商業化卒
1960年 伸圭印刷改業後、生命保険会社に外務員として勤務
1971年 田中金権政権批判を開始
1980年 月刊小新聞「野火」を創刊
1990年 専門学校派遣講師となり
2000年 落選運動を旗揚げ、草濤宿を開く
2013年5月 250号で「野火」終刊
著   書 『新潟3区』(1977年、主婦の友社)、『続新潟3区』(1979年、主婦の友社)、『闇の指導者がタクトを振るとき』(1984年、日本経済評論社)、『われら主権者』(1993年、社会評論社)、『先生は教組がお似合い』(1996年、三一書房)、『市井人』(2010年、文芸社)

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