輝跡の学校 :『学年通信』で描くある高校の36ヵ月

(著) 山上修

Amazon

作品詳細

[商品について]
―普通の高校にも、ドラマはある―
学園祭-すべての者が誰一人輝かない者はいなかった!
石高での3年間は永遠に私たちの宝物です!
と謳い上げた滋賀県立石山高校2003年卒業生。
 本書はその3年間を学年通信『21世紀を見つめて今を生きる』でリアルタイムで描いた作品です。
 高校3年間を受験の犠牲にしない、人生の中に位置づけ、挑戦し、夢を見つけ、その実現のための力をつけてほしい、との思いで、学年主任として臨んだ著者。毎月発行する『学年通信』を手段として、次々と問題提起、それ以上に反応する生徒たちを描き、今も受験に埋没しがちな進学校が多いなか、本当に必要な教育とは何かを改めて世に問う一書となっています。

[目次]
はじめに
電子書籍版の発行によせて
書評 本書について
「石高(いしこう)での3年間は永遠に私たちの宝物です」
学年通信『21世紀を見つめて今を生きる』
№1 1年生4月号    〈2000.4.10発行〉
№2 1年生5月号    〈2000.5.1発行〉
№3 1年生6月号    〈2000.6.6発行〉
№4 1年生7・8月号  〈2000.7.17発行〉
№5 1年生9月号    〈2000.9.1発行〉
№6 1年生10月号    〈2000.10.2発行〉
№7 1年生11月号    〈2000.11.4発行〉
№8 1年生12月号    〈2000.12.22発行〉
№9 1年生1月号    〈2001.1.9発行〉
№10 1年生2月号    〈2001.2.6発行〉
№11 1年生3月号    〈2001.3.23発行〉
№12 2年生4月号    〈2001.4.9発行〉
№13 2年生5月号    〈2001.5.2発行〉
№14 2年生5月号号外  〈2001.5.2発行〉
№15 2年生6月号号外  〈2001.6.4発行〉
№16 2年生6月号    〈2001.6.5発行〉
№17 2年生7・8月号  〈2001.7.19発行〉
№18 2年生9月号    〈2001.9.1発行〉
№19 2年生10月号    〈2001.10.5発行〉
№20 2年生11月号    〈2001.11.6発行〉
№21 2年生12月号    〈2001.12.21発行〉
№22 2年生1月号    〈2002.1.8発行〉
№23 2年生2月号    〈2002.2.5発行〉
№24 2年生3月号    〈2002.3.22発行〉
№25 3年生4月号    〈2002.4.8発行〉
№26 3年生5月号    〈2002.5.2発行〉
№27 3年生6月号    〈2002.6.4発行〉
№28 3年生7・8月号  〈2002.7.19発行〉
№29 3年生9月号    〈2002.9.2発行〉
№30 3年生10月号    〈2002.10.8発行〉
№31 3年生11月号    〈2002.11.5発行〉
№32 3年生12月号    〈2002.12.20発行〉
№33 3年生1月号    〈2003.1.7発行〉
№34 3年生2・3月号  〈2003.3.1発行〉
私が伝えたかったこと
~誰もが充実した人生を送れるように~
おわりに


[出版社からのコメント]
学力偏重主義、というよりは、進学偏重主義というべき今の教育のあり方について、本書は一つの方向性を示した作品です。10代の3年間でなければ感じることができないもの、考えることができないものは、子どもたちの人生に豊かさの源泉となるものだろうと思います。本書を通じて、そうした豊かさについて考える機会を持っていただければ嬉しく思います。

【著者プロフィール】
山上 修(やまがみ おさむ)
1943(S18)年滋賀県大津市生まれ.大津市立長等幼・長等小・皇子山中・膳所高・京都大文学部史学科現代史学専攻卒.滋賀県立膳所高通信制・堅田高・石山高で社会科担当。この間、滋賀県同和教育研究会事務局長・2004年定年退職後、滋賀県立大・滋賀大経済学部非常勤講師(社会科・公民科教育法・生活指導論・教師論担当/2014年度まで)、滋賀県民主教育研究所事務局長(2012年度まで)
著作・「教科学習と子どもの人権」(滋賀県民主教育研究所研究紀要創刊号『学校教育と子どもの人権』1991)・『輝跡!21世紀を見つめて今を生きる-学年通信で綴るある高校の36ヶ月』(文芸社2005)、・「大震災の惨状と原発事故の深刻化に直面して~滋賀の子どもたちにどう向き合えばいいでしょうか」(同上研究所ブックレット『原発・放射能問題にどう向き合うのか~いのちとびわ湖を守るために』2013)・試論「徳川と明治憲法と日本国憲法~立憲主義と外見的憲主義~世界史上例のない”徳川200年の平和”は幕末に始まった”戦争の時代”を経て日本国憲法下で復活し”平和の70年”とつながった(同上研究所『年報教育研究しが2017年度版』2017)、編著『子どもたちの力でいじめ・自殺・克服にとりくむ学校・社会を~大津いじめと自殺について滋賀民研の見解と提言』(滋賀県民主教育研究所2018)・編著『山上佳子 追悼文集と教育実践の記録』(22世紀アート2020年)他

新刊情報

22世紀アート
オフィシャルコーポレートサイト

百折不撓