追憶の日々 想い出の場所 ―旅にして今日も暮れゆく―【電子書籍版】

(著) 藤本栄之助

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作品詳細

[商品について]
―旅は、いつも自分と世界の現実に向き合う時間を与えてくれる―
会社という組織の中で生きながら、わたしはいつも組織も肩書きもない一個の人間として何できるのかということを考えてきた。そして私は、組織の中で個を殺した自分が何をしてきたのか、自分の歩いてきた道を振り返えり、原点に立ち帰るために旅に出た。日本国中を歩き外国を渡り歩いて、自分がどんな人間であるのか、世界の片隅で何が起きているのか、それを乗り越えたり、それに順応していくためには自分は何をすべきかがすこしずつ分かってきた。本書は、人と出会い、歴史や文化に触れながら続けてきた旅の日々と想いが詰まった人生の旅の記録である。

[目次]
はしがき
第一章  季節
(一)クロアチアの春
(二)シャモニーの夏
(三)ソフィアの秋
(四)ブルターニュの冬
第二章 旅情――九州新幹線試乗記
第三章 想い―湯布院という町
第四章 古都への追想――京都「荒神橋」
第五章 松江にて――ラフカディオ・ハーン残照
第六章 故郷よりもふるさとを感じる場所――延岡「小梓峠」
第七章 イタリアは遠くて近い国―アッシジからの連想
第八章 ハイネの哀しみ―ハルツ紀行
第九章 フランス―バルビゾン村風景
第十章 母なる幻影―ふるさとの夕陽
あとがき
著者略歴

[出版社からのコメント]
旅というものは、旅行者の見聞を広めるものであると同時に、その体験を人々と共有することによって多くの人が新たな世界を知ることができるという点で、今も昔も変わりがないように思います。本書の旅を通じて、私たちの生きる世界や人生について考える時間を持っていただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
藤本栄之助(ふじもと・えいのすけ)
 一九三六年 熊本県菊池市生まれ
 一九六〇年 京都大学理学部化学科卒業後、旭化成(株)入社、旭有機材工業(株)取締役および監査役を経て、
 現在(株)藤井基礎設計事務所顧問に就任
 
 著書
 「わが巡礼―島原原城への旅」(宮日出版文学賞受賞)「花暦めくれば」(以上鉱脈社)
 「遥かなるクリュチェフスカヤ」(日本図書館協会推薦書)(アーツアンドクラフツ)
 「草莽の系譜」(平成十七年度しまね文学賞受賞―島根県民文化祭文芸の部)ほか多数
 
 京都大学学士山岳会員(AACK)
 長年にわたって日本国内の殆どの高峰に登頂あるいは縦走
 一九九九年スイスアルプス ブライトホルン(四一八七m)およびアラリンホルン(四〇七二m)登頂成功
 二〇〇一年カムチャッカ半島最高峰クリュチェフスカヤ(四八五〇m)登頂遠征隊員
 二〇〇二年ヨーロッパ最高峰モンブラン(四八〇七m)登頂成功

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