金沢の手仕事―やすらぎの美意識を訪ねて【電子書籍版】

(著) 坂本善昭

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作品詳細

[商品について]
――金沢の金箔では、10円硬貨大の金からどれ位の大きさの金箔ができるでしょうか。
1.瓦1枚分、2.手ぬぐい1枚分、3.畳1枚分
薄さは1万分の1~2ミリになるとのことです。正解は、本書第4章「心を映す金箔の輝き」をご覧ください。

建具、和菓子、畳、金箔、九谷焼――、城下町・金沢には、いまも職人たちの手仕事が生きている。本書は、金沢の地で育まれてきた伝統的な仕事、未来へと引き継がれて行く手仕事の技と人、物について12の職種を選び、まちと人の美意識を写真と文で綴った作品である。生き続けるまちを支えるおびただしい手と、あたかも衝き動かされるようにして生み出される手仕事の美を堪能できる一書となっている。

[出版社からのコメント]
現在私たちが見ることができる歴史的な遺物はすべて、職人の手仕事によってなされたものです。日用品から美術品、建築にいたるまで、そこには培われた職人の技術と魂が込められていると感じる方も多いのではないでしょうか。街と人の生活に溶け込んだそれらの美を、幸いなことに私たちは全て失ったわけではありません。本書の中にあるそうした美に触れ、それらを育む心を感じていただければ嬉しく思います。

【著者プロフィール】
坂本善昭(さかもと・よしあき)

1944年金沢市生まれ。
70年より金沢のタウン誌に18年関わり、
失われていく職人の姿を求めて取材。
現在は建築関係の職人を通して、
木造建築の修復にも興味を膨らませている。
金沢職人大学校専門員。NPO法人石川県茅葺き文化研究会専務理事。

喜多章(きた・あきら)

1949年京都生まれ。写真家。
1980年よりフリーランス。魚座、AB型。身長172cm。体重73kg。兵庫県西宮市在住。
最近、ブログを開設、5年より北海道礼文島から沖縄県西表島までの町を訪ね、撮りためた写真を発表している。
https://akira55.exblog.jp/

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