障害者支援制度の経緯および取り組みの実際と合理的配慮:障害学生支援の充実に向けて

(著) 都築繁幸

Amazon

作品詳細

[商品について]
―特別支援教育からインクルーシブ教育システムへ―
「障害者権利条約」を批准し、わが国でも障害者差別解消法など障害者のための法律が整備される中で、特殊教育も制度改革が行われ「特別支援教育」として小・中学校及び高等学校において特別なニーズがある児童生徒への支援が推進されている。本書では、長く心身障害学と障害者福祉の研究に携わってきた著者が、障害者問題と合理的配慮を考えていくために、国連および米国における障害者問題の展開と合理的配慮に関連する諸問題、米国における障害学生支援の実際と日本での取り組みなどについて、米国の動向とも対比させながら解説する。今後の支援制度を構築していくうえでの基礎資料として、示唆に富む内容となっている。

[目次]
まえがき
第1章 国連における障害者問題の展開
第1節 人権に関する諸問題
第2節 国際障害者年に関する諸課題
第3節 障害者の機会均等化に関する諸課題
第4節 障害者権利条約の概要
第5節 持続可能な開発目標(SDGs)
第2章 米国における障害者問題の展開
第1節 全障害児教育法の成立
第2節 米国障害者法の成立の経緯
第3節 米国障害者法と障害者教育
第4節 インクルージョンの台頭
第3章 合理的配慮に関連する諸問題
第1節 「平等・公平」問題と合理的配慮
第2節 社会正義理論と合理的配慮
第3節 米国の法律における合理的配慮の取扱い
第4章 米国における障害学生支援の経緯
第1節 障害学生へのサービス
第2節 障害学生の受入れと大学入試
第3節 障害学生支援室と障害学生支援プログラム
第5章 米国の障害学生の判例からみる合理的配慮
第1節 入学試験の配慮に関連する訴訟
第2節 学生の異動に関連する訴訟
第3節 履修に関連する訴訟
第4節 支援サービスに関連する訴訟
第5節 判例の具体例
第6節 障害学生の訴訟に対する大学の対応
第6章 日本における障害学生の支援の実際
第1節 障害者施策と障害学生の受入れの経緯
第2節 入学者選抜実施要項における障害者の取り扱い
第3節 障害学生の受入れと支援
第4節 入学試験などの配慮の先駆的な取り組み
第7章 障害学生の支援体制
第1節 障害学生支援体制と障害学生支援室
第2節 障害学生の支援体制の構築
第3節 障害学生への支援・配慮事例
第4節 障害学生の支援体制構築のための取り組み
第8章 法制度と社会正義論からみた合理的配慮
第1節 障害者の権利条約と合理的配慮
第2節 障害者差別解消法と合理的配慮
第3節 米国の判例から合理的配慮を考える
第4節 社会正義論から合理的配慮を考える
第9章 障害者高等教育の今後の展開
第1節 障害者法の遵守
第2節 障害学生支援の充実に向けて
あとがき

[出版社からのコメント]
差別や偏見の源泉の一つに挙げられるものとして無知がありますが、障害者に対して距離を置いてしまうのは、障害者と触れ合う機会がないことに大きな原因があるように思います。国として障害者のための支援制度が進められている今、本書が障害者が置かれている環境に対する理解を深めるための一助となることを願います。

[著者プロフィール]
都築 繁幸(つづき・しげゆき)
1952年愛知県生まれ。
筑波大学大学院博士課程心身障害学研究科単位取得退学。教育学博士(筑波大学)。
筑波大学心身障害学系、日本学術振興会海外特別研究員(米国ギャローデット大学)、筑波技術短期大学(現;筑波技術大学)、信州大学教育学部、愛知教育大学(理事・副学長)などを経て現在、東京通信大学人間福祉学部学部長・教授。
この間、カナダ西オンタリオ大学・米国ユタ州立大学客員研究員、名古屋大学等の非常勤講師を歴任。特別支援教育士スーパーバイザー(協会認定)及び子ども環境アドバイザー(学会認定)として学校コンサルテーション等を行い、障害者教育/福祉心理学研究を基軸に実践的・理論的研究を展開している。
「聴覚障害コミュケーション論争史」(単著、御茶の水書房)
「聴覚障害児のコミュニケーション指導」(編著、保育出版社)
「LD児の教育支援」(編著、保育出版社)
「家庭と共に進める障害児の生活づくり」(監修、黎明書房)
「地域の支援者と共に進める障害児の学びの創造」(監修、黎明書房)
「学校・家庭・地域が協働で進める障害児の学びの形成」(監修、黎明書房)
「この子らしさを活かす支援ツールⅠ・Ⅱ」(監修、ジアース教育新社)
「心理劇アプローチと小学校の通級指導教室」(共著、ジアース教育新社)
など著書論文多数。愛知教育大学名誉教授。

新刊情報

読書感想文コンテスト

作品の感想

Instagram

代表のインタビュー掲載

求人情報