首都圏近郊のまちづくり: 住民への報告と語りかけ・折々のこと

(著) 川田弘二

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作品詳細

[商品について]
―阿見町の姉妹都市である米国ウィスコンシン州スーペリア市は、世界最大の淡水湖の湖畔に位置しているが、その湖の名前は以下のうちどれ?

1.ミシガン湖 2.ヒューロン湖 3.スーペリア湖

正解は、本書「第二章 阿見町の国際交流—中」をご覧ください。
著者は、人口約4万5000人(1994年就任当時)を擁し、首都近郊の茨城県南部に位置する阿見町の元町長。本書は町長就任ののち10年以上にわたって書き続けた、町広報誌(「広報あみ」他)の町長コラムをまとめて収録する。ゴミ問題への思いや、町内の学校図書館を巡ったときの話、阿見町の国際交流の記録など、町政の舞台裏と、「清潔、公正、公平」を原則として掲げ、16年に渡って町長を勤め上げた著者の実直な人間性が伝わる一冊。

[目次]
はじめに
第一章 町政十年の歩み―ふるさとへの思い・その時々の話題
ふるさとと私―ふるさと意識の変化についてのスケッチ
首都圏の片すみからの報告①―町長に転身してから半年
霞ヶ浦の水 ①
霞ヶ浦の水 ②
緑を基調としたまちづくり雑感
阪神大震災に学ぶ
ごみ問題から見た町政 ①
ごみ問題から見た町政 ②
緑のまちづくり
女性の皆さんに期待します
総合保健福祉会館の壁画
ごみ監視パトロール車同乗記
霞ヶ浦湖岸公園の実現に向けて
雅子様との昼食会
首都圏の片すみからの報告②―町政一期四年と今後の展望
話し合うことの大切さ
阿見町保育所のうた
町長への手紙から
森林ボランティアのすすめ
介護保険制度のスタートに当たり
道路の整備を通して美しいまちづくりを
天皇・皇后両陛下とのご昼食会
ふれあいの森を歩く
この八年間で印象に残ったこと
保育所などの職員研修会に参加して
総会のシーズンに思う
散歩道(ウォーキングロード)の整備
学校図書室めぐり
自然の中での遊び体験の重要さ―自然を取り戻すための取り組みを
阿見サンクラブの紹介
神田池と南高梅団地
第二章 阿見町の国際交流―中国・柳州市、アメリカ・スーペリア市との交流など
阿見町における中国との交流の記録
中国交流の記録から①―中国の兄弟・呉景学のこと
中国交流の記録から②―桂林市・羅徳良副市長の笑顔
中国交流の記録から③―美人通訳・楊艶陽さんのこと
中国の旅の記録から―運河の旅
中国交流の記録から④―国営農場の娘
漢方薬との付き合い
長城の風
柳州市図書館から寄贈された魯迅の詩
柳州市からいただいた水墨画のこと
国際化の流れの中で
湖と森を通しての交流
アメリカの友人たち ①
アメリカの友人たち ②
スーペリア市訪問団歓迎記
スーペリア市長夫妻との交流
国際交流農園の紹介
外国人による日本語発表会
第三章 阿見町の自然・歴史・文化など
私が子供だった頃
正月の体験から
町内の各地域を歩いて
町の美しさと文化活動のかかわり
美しい街づくりに向けて
阿見町の桜
二十一世紀の初頭に思う
まい・あみ・まつりに参加して
阿見町の絵はがき集紹介
「阿見と予科練」発刊に寄せて
塙の不動尊に参拝して
地域文化の質を支える人間の質
新しい里山文化の創出に向けて
旬の筍の味と阿見町の竹林
第四章 日々是好日
私の日常哲学
私の趣味 ①
私の趣味 ②
私の趣味 ③
私の健康法①―朝のテレビ体操と散歩
私の健康法②―薬そして酒の飲み方
本屋との付き合い
たばこと本の関係
最近読んだ本から
写真集を眺める
暮れ・正月の休養と床中読書
司馬さんの死を悼む
幻の司馬記念館訪問記
司馬遼太郎記念館訪問記
歴史に学ぶ
新聞を読む
大鷹との出会い
我が家のウコッケイ
冬の朝のひと時
食べる楽しみ、飲む楽しみ
山桃の味
四年目の山桃
家庭菜園と新鮮野菜の楽しみ
ある思い出 ―我が家の筍を通しての交流記録
野球をめぐる思い出 ①
野球をめぐる思い出 ②
三年ぶりのピッチャーマウンド
六十代初の勝利投手―健康管理の大切さを思う
連休中の一日―自然の中での旧友交流
第五章 町政十年の記録
一九九四年阿見町政ニュース
一九九五年阿見町政ニュース
一九九六年阿見町政ニュース
一九九七年阿見町政ニュース
一九九八年阿見町政ニュース
一九九九年阿見町政ニュース
二〇〇〇年阿見町政ニュース
二〇〇一年阿見町政ニュース
二〇〇二年阿見町政ニュース
二〇〇三年阿見町政ニュース
二〇〇四年阿見町政ニュース
二〇〇五年阿見町政ニュース
二〇〇六年阿見町政ニュース
二〇〇七年阿見町政ニュース
二〇〇八年阿見町政ニュース
二〇〇九年阿見町政ニュース
二〇一〇年阿見町政ニュース
おわりに

[出版社からのコメント]
自治体の長については、選挙期間中はその声や思いを聞く機会はありますが、いざ着任してしまうと、活動の舞台裏は見えづらくなってしまいます。本書はそんな自治体の長の町政に対する思いが率直に語られています。たとえ阿見町の人でなくても、本書を通じて自分の自治体の行政に思いを馳せるきっかけとなるはずです。

[著者プロフィール]
川田 弘二(かわたこうじ)
1935年(昭和10年)5月19日生まれ。
土浦一高を経て東京都立上野高校、東京大学農学部農業工学科卒。
茨城県に約32年在職。この間、農地部長、企業局長を歴任。
1994年(平成6年)阿見町長就任。4期16年勤め、2010年(平成22年)退任。この間、茨城県町村会長、全国町村会副会長。

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