[企業小説]人間の造型――モラルと主体性なき時代を生きる物語

(著) 高橋彰

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作品詳細

―現代における修業とは 魂の努力と喜び―
MRI事業の技術営業に転身した水城。努力の甲斐もあり評価されるべき実績を持ち、昇進も間違いないと思われた。しかし、上司の陰湿な密告から待ったをかけられる…。本書は、主人公である水城が仕事を通して悩み苦しみながらも、仏教から受けた知恵を心に、人生は修行なのだと「人間の尊厳性」の意味を求める物語。今世という修羅場で闘い、重ねる修行。それを思想として受止めるとどういう結論になるのか? 著者は「こころざす」と「想起」でそれを試みた。プラトンやソクラテス、仏教の言葉を用いて個人の在り方、企業モラルの再建についてなど、物語をとして著者の思想を受け取り考えさせられる一冊。

[目次]
行の巻 こころざす
序章 増上寺の一日
第一章 転身の光と影
一、新規事業への転身
二、山中記念病院
三、復活と因縁
四、二テスラ機の治験
第二章 陰謀の嵐
一、競合するプロジェクト
二、二十五周年記念式典
三、前代未聞の暴挙
第三章 単身赴任
一、世界にかける夢
二、ISO認証取得
第四章 新世紀の始まり
一、再び東京へ
二、コストダウンへの挑戦
三、苦難を越えて
知の巻 想起
一、高千穂の神々
二、天のうずめ
三、想起と転生輪廻
四、翼ありて
あとがき
著者略歴

[出版社からのコメント]
人間関係において悩む方は多いと思います。本書では、主人公である水城が様々な悪意に悩み立ち向かう姿、そしてそこから導き出される生き方が書かれています。ただの物語という段階を飛び越えて、同じように他者からの悪意に苦しむ方々への励ましの一冊となっています。

【著者略歴】
高津 望(たかつ・ぼう)

1943年生まれ。東京大学工学部卒業後、大手化学会社に入社。石油化学事業部門等を経て、化学品商社取締役に就任する。その後、株式会社タカヒマラ・ユニバースを設立し、トナーカートリッジのリサイクル事業など循環型社会構築事業への献身を使命と考え活躍中。新世紀への橋渡し役を目指し企業経営活動のあり方を模索し、研究している。

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