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おはなし玉手箱ーーおやこで読みたい岩手の童話

(著) 堀澤光儀

作品詳細

［商品について］
―にんげんは、いきものは、そしてかみさまは、こんなにもやさしい―
夜になると遊びにやってくる下げ前髪のザシキボッコ、「鬼は外」と言われたくなくて人の役に立てるように神社に石段を作る鬼の子、お金に困っても古い杉の木を売らなかったやさしい大工さんのお墓に杉の小枝と木の実をお供えする小鳥たちーー岩手の自然と人々の暮らしの中にあるやさしさを、情感豊かな筆致と挿絵で描いた１０２編を収めた心あたたまる童話集。

［目次］
ザシキボッコたちの夜
カーカッコー
お里こもりうた
風はおかあさん
ごはんですよ
山の主
ねんねこ山
鬼の石段
ヒキザクラの下で
やくそく
カタクリのはか
雨ガエルのうた
ハルサメのバラード
春の雨
うそ
コンコンのランドセル
山桜と白鳥
草の子
鬼ごっこ
子別れイチゴ
タニシどん
お花畑
雨おとこ
山んばおり
大男の橋
六さんの思い出
クエクエとアオガエル
春祭り
雨の降る日は
草原のライオン
やさしいおばけ
食卓の海
貝がらの海
カミナリ去ったそのあとで
一本松
水かけばあちゃん
おじぞうさまの水着
夕映えおばあちゃん
一本の針
白い馬
ななとやら
えんまさま
二十日盆
おじぞうさまとカラス
たましいのはなし
山んばの海
やさい畑の盆おどり
海のお盆
ネコの盆おどり
魚のしあわせ
イタチの花いちもんめ
ホトトギス
チロリンと、秋
おばけの里帰り
あかとんぼ
ドングリものがたり
ひとりぼっちのお月さま
人形
イワシのおんがえし
カラスのお彼岸
忘れもの
山寺の秋
森のコナラの木
北風ビュー太郎
ドングリたちのロックンロール
たんたんタヌキの
かぜをひいたおじぞうさま
もみじの次郎
バッタ
古ギツネとべっとうさま
おじぞうさまのおもち
えりまきコンコン
ひとつ目こぞうのかぜぐすり
夢すずめ
おじぞうさまのそり遊び
ザシキボッコのクリスマス
雪のおばさん
キツネとおじぞうさま
年の瀬観音
森のとしこし
半分だるま
しあわせをはこぶ雪
りゅうぐうのりゅう
木馬とおじいさん
里の氏神さま
赤いよだれかけ
あまい雪
おばあさんとのらネコうう
ゆきの笠
歌の好きなおばけ
夢くい山んば
おんぶおばけ
三月雪おんな
雪だるまのひなたぼっこ
峠のおんぶじぞう
むらさき山
あぶらげおじぞうさま
ポンポコポン
赤おにのくれたうちわ
まよなかのてんぐ
なんだべ、なんだべ
こころのくる日
著者略歴

［担当からのコメント］
本書に収められた作品は適度な長さのものばかりで、お子様に読み聞かせる童話としてもぴったりです。読んだあとに登場人物たちの気持ちを親子で話し合う、そんな素敵な時間を本書で楽しんでいただければ嬉しく思います。

［著者略歴］
●この本の文を書いた人
堀澤光儀（ほりさわ・みつぎ）

一九三七年岩手県久慈市生まれ。

●絵を描いた人
田中文子（たなか・ふみこ）

印刷会社デザイン室を経て、フリーランサーとして多数の出版物の企画・デザイン・イラストレーションの仕事を手掛ける。