
お念仏歳時記:阿弥陀さまとともに80年
(著) 廣澤憲隆
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[商品について]
―受け継がれる真宗の心を未来に残す―
五十年ぶりに生まれた寺の後継ぎの男の子として、祖父母や門徒の人たちから期待を受けて大事に育てられ、三界の導師の本分を果たすために越後蒲原の地で住職として門徒の人々と歩んだ日々。豊かな念仏の土壌の中で、念仏の信に生きる忘れえぬ熱心な念仏者たちの姿。いま仏に出会い、人に育てられた幸せをかみしめながら、時代の流れの中で消え行く真宗風土の伝統習俗を言葉として残し、残り少ない語り部の一人として、瑞林寺と共に故郷の歴史を後世に伝える。
[目次]
電子書籍化に寄せて
はじめに
第一章 私たちはこんな社会で生きている
第二章 子どもたちはこんな社会で育てられる
第三章 ひとまず選んだ住居でこんな暮らしを強いられる ~母親と子どもの日常~
第四章 人生観は住まいに表れる ~夫婦はこの問題に直面する~
第五章 「価格競争は善である」という間違い ~住宅業界の実態と傾向~
第六章 安全・安心は後回し ~マイホーム購入者の実態と傾向~
第七章 「子育て優先」という選択 ~心豊かで健康に暮らすために~
第八章 今の暮らしを見直す
第九章 暮らしは変えられる
[出版社からのコメント]
信仰が日々の生活の中にあるのだとすれば、日本人の信仰心が希薄になったということは、とりもなおさず日常生活の中で敬う心が薄れたということを意味するのかも知れません。時代にそぐわないものは時とともに消えて行ってしまいますが、大切な人の心は絶えることなく人から人へと受け継がれていく、そんな日本の誇るべき文化を本書を通じてぜひ味わっていただければ嬉しく思います。
【著者プロフィール】
廣澤 憲隆(ひろさわ・けんりゅう)
昭和13年(1938)年生、
新潟高校・大谷大学大学院修士課程修了(仏教学専攻)
平成20年瑞林寺住職引退。現在真宗仏光寺派本山宗務顧問、
新潟親鸞学会会長、西新潟オープンカレッジ塾長、
小針の歴史を語る会主宰/等。
著書
「新潟の仏事」「なむの大地」(共著)「帰命の心」
「通夜は人生の卒業式葬式は浄土の入学式」
「渡部丹池・解古・越山展 図録」(いずれも考古堂刊)。
論文
「法蔵の運命と人間苦」「天の宗教、地の宗教」他
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