きぼうの教室ーー青ひげ先生と不思議な少年

(著) 豊島安明

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作品詳細

[商品について]
―その先生は、子どもたちの心を耕し優しさの種を植えた―
「みんなには可能性があり、努力すれば、誰にでも、必ずチャンスが巡ってくる」
スポーツマンでラグビーの国体選手、生徒からも保護者からも好かれる人気者の青ひげ先生が来てからというもの、この学校は明るく元気になった。先生は持ち前のバイタリティで、周囲をあっと驚かす授業計画を次つぎと打ち出して、実行していった。少年は、そんな先生に驚き、憧れ、やがれ先生のようになりたいと思うようになっていくーー戦後昭和の田舎の小学校を舞台に、動物と話せる不思議な力を持った少年と若き青ひげ先生の出会いと成長を豊かな自然を背景に描いた、心あたたまる物語。

[目次]
物語のはじめに
父母を失って育った少年
それは豊かな自然の中で突如起こった
村の四季
次々と起こる不可思議なこと
優しい先生との出会い
当時の先生
青ひげ先生登場
魔法の言葉
青ひげ先生の魅力
意外な先生の趣味
青ひげ先生の優しさと厳しさ
青ひげ先生の革命
フクロウと少年の絆
フクロウの知恵を借りる
ある秘密(校長先生との約束)
担任決定
新学期の出来事
フクちゃんを再び尋ねる
みんなが驚嘆する青ひげ先生の計画
宿題から研究テーマへ
少年の作戦がみんなの授業へと広がる
研究が始まる
稲の収穫から見えたこと
テレビ局に応募する
研究が実った
全校マラソンって何?
苦労した後の喜び
少年の夢
命を失くすかもしれないその時!
先生になりたい
卒業登山
国有林で迷う
少年の成長
先生との別れ
著者略歴

[担当からのコメント]
教師を「仕事」というのが今の世の中ですが、子どもを育てる、或いは人を育てることを考えたとき、果たしてそれでいいのだろうかと本書を読んでいると改めて思います。教育について考えるうえでも参考になる本書、ぜひご一読ください。

[著者略歴]
豊島 安明(とよしま・やすあき)

一九四九年七月一〇日 山口県生まれ
一九九二年 市原市立内田小学校
一九九六年 同京葉小学校
二〇〇〇年 同牛久小学校

一九九三年 環境教育第一次公開研究会
一九九四年 環境教育第二次公開研究会
      ソニー優良校受賞(原稿執筆)
      「ちば環境文化賞」特別賞受賞(原稿執筆)
一九九五年 環境教育第三次公開研究会
      「学校と家庭・地域社会が連携して進める環境教育」共著、明治図書
一九九六年 「自然と人間を結ぶ」(登校前にひと仕事、毎日通う自分の畑)、農文協
一九九七年 「自然と人間を結ぶ」(海苔に学ぶ地域の自然と食べ物)、農文協
      環境庁より環境カウンセラーの認定を受ける
一九九八年 「食農教育」(五感を揺さぶる体験から詩も生まれる)、農文協
      「ちば環境文化賞」特別賞受賞(原稿執筆)
      小学校の特別活動(身近な自然環境の認識から)、明治図書
二〇〇〇年 道徳教育(地域の良さをとりこみ、教師の柔軟な発想を生かす授業)、明治図書
      「ちば環境文化賞」特別賞受賞(原稿執筆)
二〇二一年 「青ひげ先生と不思議な少年」デザインエッグ株式会社
二〇二一年 「エコトーンの森に魅せられて」〜春編〜デザインエッグ株式会社
二〇二二年 「エコトーンの森に魅せられて」〜夏編〜デザインエッグ株式会社
二〇二二年 「気づきと学びの「自然教育」をはじめよう
       ──感動体験をすれば子供たちは変わってゆく」22世紀アート

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