ぐい飲みひとつ 石ひとつ:悲しい色やねん

(著) 内藤鏡子

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作品詳細

[商品について]
―生きるのに精一杯だったあの時代、父は確かに受け継ぐべきものを遺していた―
捨てることが好きで大掃除になると興奮していた父、絵描きになるため家を出る弟に血判状を書かせた父、末期癌の病床でも笑顔で親戚に最後の挨拶をした父――私の記憶の中にある家族、その中心にはいつも強烈な個性を放つ父の姿があった。世界を放浪した若き日々を綴った前著『こたえは風のなか』に続き、少し可笑しく、少しほろ苦く、少しだけ悲しい色をした父と家族の肖像を、大人への階段を上る思春期の情景と共に描いた自伝的エッセイ。

[目次]
はじめに
弥勒
ランドセル
夏の運動場
古い傷
でんやん
散歩靴
くちなしのある家
オルゴール
ぐい飲みひとつ 石ひとつ
悲しい色やねん
おわりに
著者プロフィール

[担当からのコメント]
時代が変われば家族のあり方も変わりますが、その底に変わらず残り続けて流れるものもあるのではないかと思います。本書に描かれた一つの家族の姿に何を感じるのか、そこに残されているものを是非味わいながら楽しんでいただければ嬉しく思います。

[著者プロフィール]
内藤 鏡子(ないとう きょうこ)

1950年大阪生まれ。1976年からマドリードに在住。その後、夫とともにアフリカ、ヨーロッパ各地、中近東からインドまで陸路横断。1981年夫とともに(株)内藤廣建設設計事務所開設。
『かくして建築家の相棒』(日本図書刊行会)は、『こたえは風のなか』と表題を変えて電子書籍に。
『建築家の考えた家に住むということ——共生住居顛末記——』(王国社)

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