
わらべ歌から
(著) 白﨑龍子
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―御山につづく峠に出た時、北に霞む遠い海を指さして父が見えると言ったものは次のどれでしょうか―
1.房総半島、2.富士山、3.三浦半島
正解は、本書「潮鳴り」をご覧ください。
昔から伝承され歌い継がれてきた子どもたちの遊び歌である「わらべうた」、現在でも子どもたちがリズム良く歌い、想像力を養うのに良いとされており、わらべ歌から歌詞のもつ意味や感情の揺れ動きをイメージし創り上げた郷愁あふれる物語である。わらべうたが伝えられた土地ならではの情景が目の前に広がり、物語に出てくる主人公の揺れ動く心のさまが歌に合わせて描かれ、子どもから大人へと心身ともに成長する過程が表現されている。物語の中で登場するわらべうたの数々は、心の中に秘めた想いを歌ったもの、何かの行事で歌われたもの、リズムを取りながら作業をするための活力となっている歌もある。それぞれのわらべ歌が未来を担う子どもたちへ本当に伝えたいこと、伝承したいものとは何か、わらべ歌から物語として紡がれていく。
[目次]
山家慕情
参考文献
潮(しお)鳴り
参考文献
[出版社からのコメント]
子どものころ一人で遊ぶ時、友だちといる時もわらべうたを歌いながら手や身体を動かし、時には道具なども使いながらリズム良く口ずさんだのを思い出します。わらべうたの歌詞が持つ真意は陽気で楽しいものも多いですが、時には怖い伝承もあり歌うのをやめてしまったこともあります。本書は伝承されている土地ならではの自然が見事に描写されていて、わらべうたから新たな発見へと導いてくれる一冊だと思いました。本書を通して多くの方が、わらべ歌から創られた物語に想いを馳せていただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
白﨑 龍子(しらさき・りゅうこ)
1937年 旧満州・中国吉林市生まれ
1945年 8月 福井県あわら市に引き揚げ 奈良女子大学家政学部卒業
1960年~1997年
福井県公立・県立中学校、高等学校教員、後二年間、中国山東省済南市山東中医薬大学日本語教師。
「青風短歌会」会員
著書
『月も歩む』郁朋社(2016年)
編著
『お釈迦さまの使い : 法話・遺稿』白﨑良典 著(2014年)
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