
レインレイン:雨が紡ぐ物語
(著) 門馬昌道
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―ほんのりとやさしく、あたたかい物語―
母が死んだ幼い日の夏、僕は神さまに出会った。駆け落ち同然で父と一緒になった母は、重い病気を患って実家に連れ戻された後、二度と僕たちに会うことなく亡くなった。大人になって母の命日に墓前を訪れた僕は、散策の途中でふと立ち寄った店で、壁に掛かったあの日の神さまの写真を見つけて――。
ひと夏の高原で起きたささやかな奇蹟と人のやさしさを描いた「J.L」、不毛な諍いが起こらないように神様によって四つのグループに色分けされ、髪の色が違う人とは憎しみ合うこともない代わりに愛し合うこともできなくなった世界で、運命に抗って愛を貫こうとする男女を描いた「レインレイン」など、ささやかでも確かな幸せを独自の感性で綴った、11編の珠玉の物語。
[目次]
あとがき
「J.L」
「カナリア」
「ばあちゃんの家」
「ハートエイド」
「虹色のパラソル」
「AIRBORNE」
「ぐるん」
「ボタン」
「森の灯台」
「クレヨン」
「レインレイン」
[出版社からのコメント]
擦り傷を負ったらバンドエイドがあるように、夏の暑い日差しには日傘があるように、人生のなかには人のやさしさがある、そんなことを思い出させてくれる作品集となっています。すこし疲れたとき、すこし悲しくなったとき、本書を手に取って楽しんでいただければ嬉しく思います。
【著者プロフィール】】
門馬 昌道(もんま・まさみち)
1958年、福島県生まれ。
「手帳大賞」「列車で行く旅」のエッセイで大賞、最優秀賞受賞。エッセイ風の短編小説を執筆し「信州ミステリー短編小説」で最優秀賞、「フェリシモ文学賞」で優秀賞、「アンデルセンのメルヘン大賞」で入賞。
著書に「プレゼント」(22世紀アート)、アンソロジー『たびだち』『はじまり』『午前7時3分の物語』『半分こ』(いずれもフェリシモ出版)、『相愛ノジカン』(新風舎)がある。
千葉県千葉市在住。
新刊情報
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