
伊藤博文:明治の豊臣秀吉
(著) 志岐隆重
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―百姓から首相へと駆け上った明治の今太閤―
長州の貧しい百姓の家に生まれた少年は、足軽の養子となって伊藤姓を名乗り、松下村塾で吉田松陰に目をかけられて、やがて長州藩の若い有望株の一人となった。幕末の激動の時代をロンドン留学によって得た語学力と知見を武器に生き抜き、遂には維新の元勲が斃れていくなかで明治政府の柱となった。ーー日本の初代総理大臣であり、日本の近代化に大きく貢献するも3発の銃弾により非業の死を遂げた伊藤博文の生涯を、その誕生から日韓併合までの日本の歴史と共に追った伊藤博文伝。
[目次]
はじめに
第一章 ロンドン密航
第二章 幕長戦争
第三章 明治維新
第四章 初代総理大臣
第五章 日清戦争と下関条約
第六章 初代韓国統監
第七章 ハルビンに死す
参考文献
著者略歴
[担当からのコメント]
伊藤博文に関しては様々な評価がありますが、それらをいったん留保して、彼が何を為してきたのかということに目を向けるのも大切なことではないかと思います。日本の近代史を振り返るうえでも参考になる本書、ぜひご一読ください。
[著者略歴]
志岐 隆重(しき・たかしげ)
一九三八年生まれ。
一九六二年広島大学卒。
以後、長崎県立高校教諭(社会科)。
一九九九年退職。長崎市在住。
〈著書〉(歴史ノンフィクション)
『島原・天草の乱』葦 書 房
『天正少年使節』長崎文献社
『長崎出島四大事件』長崎新聞社
『トーマス・グラバーと倉場富三郎』長崎新聞社
『十二回の朝鮮通信使』長崎文献社
『元と高麗の侵攻』長崎文献社
『後藤象二郎と岩崎弥太郎』長崎文献社
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