写真でみる世界のカメレオンーーアフリカ・マダガスカルに棲む野生の姿とその生態

(著) 増田戻樹

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作品詳細

[商品について]

――マダガスカルに生息し、顔の突起が特徴的なガルスカメレオン。その学名であるCalumma gallusの「gallus」は、何の意味でしょうか。

1.雄の犀、2.雄の鶏、3.雄のイッカク

正解とその姿は、本書「ガルスカメレオン」でご覧ください。

長く伸びる舌や変化する体色、左右独立して動く目など個性豊かな特徴を持つカメレオン。その多くはアフリカ大陸やマダガスカル島などの地域に生息しており、現生種としては約170種ほどが知られている。しかし近年、乱獲や環境の変化などによりその姿は減少しており、保護区や自然公園などでないと見られない地域も増えている。本書は、45年にわたりカメレオンに魅せられてきた著者が、その魅力に満ちたカメレオンの種類と生態を、生息地域を巡って撮影した貴重な野生の姿と共にまとめた、ファン垂涎のカメレオン図鑑である。美しい写真と解説で、生物の多様性と生命の不思議を楽しむことができる一冊。


[目次]

はじめに

本書の使い方

データ項目について

用語解説

INTRODUCTION

カメレオンの分布

飾りをもつ体

カメレオンの体の特徴

大きさ  カメレオンはどれが一番大きくて、どれが一番小さいか?

捕食

体色変化

出会いと交尾

産卵

孵化と地上出現

出産 ―卵胎生種―

成長

夜の姿

AFRICA アフリカ・その他の地域のカメレオン

エボシカメレオン

チチュウカイカメレオン

ディレピスカメレオン

グラキリスカメレオン

ナマクアカメレオン

セネガルカメレオン

インドカメレオン

クリスタタスカメレオン

デレマカメレオン

ホーネリカメレオン

ジャクソンカメレオン

メラーカメレオン

マウンテンカメレオン

オーウェンカメレオン

プフェファーカメレオン

ヨツヅノカメレオン

ルディスカメレオン

ワーナーカメレオン

ピーコックカメレオン

タベタナカメレオン

フィッシャーカメレオン

ケープドワーフカメレオン

ナタールミドゥランズドワーフカメレオン

ナマクアドワーフカメレオン

ドラケンズバーグドワーフカメレオン

ヒゲコノハカメレオン

テムポラリスコノハカメレオン

スペクトラムコノハカメレオン

MADAGASCAR マダガスカルのカメレオン

ボエッガーカメレオン

ブレビコルネカメレオン

ククラータカメレオン

ファラックスカメレオン

ガルスカメレオン

ガストロテニアカメレオン

グロビフェルカメレオン

ヒレニウスカメレオン

マルテカメレオン

ナスタムカメレオン

オショウネシーカメレオン

アンブレンスカメレオン

パーソンカメレオン

パーソンクリスティフェルカメレオン

エンジェルカメレオン

アンチメナカメレオン

ビフィドゥスカメレオン

バルテータスカメレオン

カムパンカメレオン

ラボードカメレオン

ラテラリスカメレオン

ミノールカメレオン

オースタレットカメレオン

パルダリスカメレオン

ペッターカメレオン

ライノセロスカメレオン

ベルコーススカメレオン

ウィルシーカメレオン

ブロケシア・アンブレンシス

ブロケシア・デカリー

ブロケシア・エベナウ

ブロケシア・グリベアウディ

ブロケシア・ペラルマタ

ブロケシア・ペイリエラス

ブロケシア・ラマナンツォア

ブロケシア・スチュムピ

ブロケシア・スペルキリアリス

ブロケシア・テレズィエン

ブロケシア・ティエール

ブロケシア・ツベルキュラタ

カメレオンの危機

本書で紹介したカメレオンの主な撮影地・生息地

参考文献

あとがき

著者略歴


[担当からのコメント]

カメレオンというと緑色のあのイメージを思い浮かべますが、本書には姿も色も本当に多種多様なカメレオンが収められています。なぜこんな姿になったのだろうと思いながら眺めていると、地球と生命の不思議に思わず時を忘れてしまう――そんなちょっとしたダーウィン気分で生き物の多様性を巡る旅を、貴重な写真と共にどうぞゆっくりとお楽しみください。


[著者略歴]

増田 戻樹(ますだ・もどき)


1950年東京生まれ。都立農芸高校を卒業後、動物商勤務を経て、1971年にフリーの写真家として独立。1984年より山梨県に在住し、動植物や星空などを撮り続けるほか、マダガスカルやアフリカでのカメレオンの取材を行っている。著書に「オコジョのすむ谷」「カメレオンに会いたい」「海をわたるツル」(あかね書房)、「あいうえおカメレオン」(偕成社)、「星空の美術館・八ヶ岳星座物語」(世界文化社)、「ニホンリス」(文一総合出版)など多数。

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