前立腺がん、生還の記録――放射線治療とわたしの闘病生活

(著) 笹沼登

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作品詳細

[商品について]

――放射線治療のうち、体内に放射性ヨウ素を埋め込んで体内照射で治療する治療法は次のうちどれでしょうか。

1.密封小線源治療、2.強度変調放射線治療、3.粒子線治療

正解は本書「第2章 放射線照射療法で根治を目指す」をご覧ください。

食生活の変化や検査の啓発推進などで、日本人の前立腺がんは急速に増え続けているといわれている。本書は、そんな前立腺がんを幸運にも早期発見した著者の、ホルモン療法と放射線治療で完治にいたった3年間の闘病の記録である。具体的なPSA値の推移や副作用の影響、根治に奏功した治療中の運動や生活、「強度変調放射線治療(IMRT)」を選択した理由などガンの診断から根治までの経緯が当時の記録をもとに綴られており、闘病中のご本人やご家族の方々にも参考にしていただける内容になっている。


[目次]

プロローグ

第1章 「顔つきの悪いがん」との遭遇

1 人間ドックで早期発見の検査

2 生検の結果「顔つきの悪いがん」が判明 ──転移はないのか?──

3 兄や友人が前立腺がん ──「代受苦」で生きる──

4 同窓会の若型?もがんには克てないか

5 リハビリ体操のボランティアに打ち込む

6 ホルモン療法を開始 ──困った副作用──

第2章 放射線照射療法で根治を目指す

1 放射線治療を選択

2 匠の技でクリヤー ──放射線照射の副作用──

3 PSA値桁違いに下降 ──照射の効果大──

第3章 独特の健康法が転移をブロック

1 プラス思考が奏効?

2 ウォークジョギングで汗かき健康法

3 ソフトテニスは元気のもと

4 脳を若々しく

第4章 ついに「前立腺がん」から生還

1 前立腺がんの病態

2 生検から3年 ──前立腺がん根治──

第5章 最期まで生き生きと

1 ご近所の目 ──公表に躊躇──

2 前立腺がんにならない予防策は?

3 健康生活 ──最期まで生き生きと──

エピローグ

プロフィール


[担当からのコメント]

放射線治療にはどの様な治療法があるのか、どの様な効果があるのかなど、放射線治療を検討している方にとって、本書はイメージがつきやすい内容となっています。かつて言われていたような「不治の病」ではなくなった癌ですが、それも健康への日々の関心があってのことです。前立腺がんについて知る一つのきっかけとして、ぜひ本書をお役立ていただければ嬉しく思います。


[プロフィール]

笹沼 登(ささぬま のぼる)


1938年、石岡市下林生まれ現住、県立石岡第一高等学校卒業、東京学芸大学で「教育社会学」を学ぶ

新治郡八郷町に奉職、広報係長・社会教育主事・社会教育課長・社会体育課長・保育所長・建設課長・秘書広聴課長・総務課長など

定年退職後、(株)エイト商会顧問、JAやさと監事を勤める

現在は◎石岡市民講師(いきいき人生・家庭教育・戦争体験・ソフトテニス・レクリェーション)

   ◎茨城県シルバーリハビリ体操指導士

著書:『放射線に救われた命』―前立腺がん患者の健康生活―

ブログ:笹沼登の健康法 http://noborusasanuma402.blog.fc2.com/

趣味:ソフトテニス・ウォークジョギング・油絵

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