
啓蒙と勤労【電子書籍版】
(著) 生越利昭
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[商品について]
啓蒙とは何か――。
カントによると「人間が自分の未成年状態から抜け出ること」「自由を縛る専制からの解放」であり、そう理解するのが通例である。
だが歴史を見ていくと、イギリスにおいてはカントの時代よりも前に、「解放」が実現されていたという。
啓蒙はジョン・ロックから始まる。彼の思想は政治的自由を切り開き、さらに経済思想や社会理論へと受け継がれ、アダム・スミスに至るまで展開していった。
元兵庫県立大学経済学部長が、近代思想史研究の成果を踏まえ、啓蒙が持つ理性的基盤と普遍的意義を問い直す一冊。
こんな人におすすめ
・ジョン・ロックやアダム・スミスの思想を深く理解したい方
・ヨーロッパの近代思想を歴史的に学びたい方
・近代社会の「自由」や「公共性」の源流を学びたい方
[著者略歴]
生越 利昭(おごせ としあき)
1946年 新潟県生まれ
1970年 静岡大学卒業
1975年 神戸商科大学大学院経済学研究科博士課程単位取得
1975年 神戸商科大学助手、講師、助教授を経て、教授
1992年 博士(経済学)
2004年 神戸商科大学の統合により兵庫県立大学教授
2012年 兵庫県立大学定年退職(名誉教授)
主著
『ジョン・ロックの経済思想』晃洋書房、1991年
訳書
リーヴ『所有論』(共訳)晃洋書房、1989年
ラフィル『アダム・スミスの道徳哲学』(共訳)昭和堂、2009年
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