地平線の太陽

(著) 佐野俊治

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作品詳細

[商品について]
―Tの字、ふたたび―
一人で色々なことを想像しながら過ごし空想することが好きだった「私」は、工作所で働きながらも、暇を見つけては本を読むことや物語を書いていた。高校2年の時に出会った奈々枝と共に働いていたが、あるとき装置の故障の修理で出掛けた先で濃霧に見舞われ、不思議な世界へと足を踏みいれていく。周りから見える自分の身体は一体なんなのか、心と身体が別々になってしまったのか、奈々枝との間に生まれた子供と奈々枝との家族の在り方、登場する人やモノたちとの関わり、青み帯びた模様が形を変えながら流れている突如現れた透明な玉の存在とは一体何か――、『巨像』の著者が前作『Tの字』に続いて贈る、読む人すべてを現実と幻想の狭間へと誘う物語。

[目次]
地平線の太陽
著者

[出版社からのコメント]
現実と空想の狭間にある物語は、登場人物たちの物語であると同時に読者が彼らと共に生みだす新たな世界の物語でもあるのかも知れません。この不思議な世界が何をもたらすのか、ぜひ手に取ってご覧いただければ嬉しく思います。

[著者紹介]
佐野 俊治(さの・としはる)

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