
寸陰ーー人の季節:名倉美登里句集
(著) 名倉美登里
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[商品について]
―季節が薫る十七文字の風景―
遠雷や胸にあること口に出ず
憶ひ出の夏を思ひて夏惜しむ
夏雲の生まれたばかり旅の空
秋の日の日暮れを惜しむ日曜日
木枯しの追いかけてくる散歩道
(本書より)
巡る四季とともに日々を生きる中で、家族の日常のささやかな情景を奥行きのある言葉で描き出した第二句集。
[目次]
春――春 潮
夏――合歓の花
秋――曼珠沙華
冬――冬薔薇
父・母――桜前線
あとがき
略歴
[担当からのコメント]
俳句作品には言葉の小宇宙を感じさせるものも多いですが、本書にはどこか人の温もりを感じる作品が収められています。風景画の小品をみるように、それぞれの「時」の風景をどうぞごゆっくりお楽しみください。
[著者略歴]
名倉 美登里
一九四三年(昭18年) 六月十二日、香川県大川郡大内町にて生れる
一九六二年(昭37年) 法政大学文学部哲学科入学
一九八一年(昭56年) 清水基吉主宰「日矢」入会
一九九一年(平3年) 俳人文庫句集「光陰」(近代文芸社刊)
自費出版
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