岐阜路ゴルフ殺人事件:欲望のロングショット

(著) 箕口忠

Amazon

作品詳細

[商品について]
―陰謀は、素知らぬ顔で訪れる―
大阪の大手建設コンサルタント会社の開発事業部に勤める武田智也は、得意先の接待で営業部の先輩部長に連れられて行ったクラブで、高校時代の級友、佐藤四郎と再会する。今では贈答品を扱う企業の経営者だという佐藤から一泊食事つきのゴルフに誘われた智也は、向かった岐阜のゴルフ場で佐藤の代役として現れた男の事故死に遭遇する。しばらくして一緒にゴルフをしていた広瀬が死んだことを聞かされ、ゴルフの前日に泊まった旅館に向かった智也だが、あるはずの旅館は影も形もなくなっていた――。社会の闇に蠢く欲望の渦に翻弄される人間たちを描いた、サスペンス・ミステリー。

[目次]
一、鮎の宿
二、闖入者
三、事 件
四、再 会
五、広瀬の死
六、通夜の夜
七、麻 子
八、消えた館
九、暗 号
十、誘 い
十一、阿修羅
十二、消えた女
十三、関数で解く
十四、海に消えた
十五、広瀬の妻
十六、吉川の死
十七、黒い仲間
十八、親 友
十七、吉岡警部補
二十、再 会
二十一、名探偵ホームズ
二十二、佐藤の伝言
二十三、替え玉自殺
二十四、愛の決着
二十五、ゴルフ行き
二十六、恐怖のショット
二十七、もう一つの岐阜路
二十八、解 決
著者略歴

[出版社からのコメント]
私たちが暮らす平凡な日常も、少しめくれば様々な欲望が渦巻いて、それらはときとして犯罪という形になって姿を現します。本書の物語と共に、日常の中にあるそうした危うさを味読していただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
箕口 忠(みのぐち・ただし)
1936年、大阪府大阪市西区に生まれる。
神戸大学法学部卒業、大阪市役所に勤務、主として広報関係の職務につく。
交通局で路面電車廃止記念事業、地下鉄五十周年記念事業を手がけ、市長室で市制百周年記念事業、「OSAKA咲AKASO」キャンペーン事業に携わる。
定年退職後、阪神高速道路協会勤務を経て、現在、大阪市立芸術創造館事務長。
著作に記念誌『「市電」──市民とともに六五年』。
奈良県北葛城都在住。

新刊情報