
巡礼の道ー残照回廊:岩谷征捷掌編作品集
(著) 岩谷征捷
Amazon作品詳細
[商品について]
―不在、それはあまりにも虚ろな時の旅路―
積丹半島の鴉ばかりが目につく無人の町で、陽炎のように浮かび上がる祖父とありし日の自分の面影。妻の代わりに妹の遺骨に会うため訪れた札幌の街で彷徨うように入り込んだ生と死の幻。妻を失った日々の中でよせ返す波のように記憶を重ね堆積するわたしという物語。そこにあるのは名ばかりの故郷。幻のような記憶。そして死を孕んだ生の残照ーー『ゆきあひ』『残景』『島尾敏雄』など鋭い感性で文学の地平を拓いてきた著者が贈る、生と時の淵を漂う7編をおさめた短編集。
[目次]
積丹
R岳幻想
サトホロ夢幻
巡礼の道
『離島の幸福・離島の不幸』を再読しているとき
区画された日々
妻との中有の旅
[担当からのコメント]
文学が誘うものは何か。それは物語に仮託された私の生であり、死であり、魂のかたちである。そんな文学の歓びを喚起する珠玉の短編が詰まった本書。感性と言葉が散らす火花のような文学世界を、ぜひお楽しみいただきたい。
[著者プロフィール]
岩谷 征捷(いわや・せいしょう)
小説、評論、随筆
(株)22世紀アートの本として『父と兄の時間-戦後小説を読み解く』(電子書籍)『ゆきあひ』『祈りのように』『残景』(岩谷征捷の文学世界3部作、POD出版)『人丸・猿丸・蝉丸』がある
新刊情報
-
(著)
原田勝征

Bridges of Gratitude: How One Retired Engineer Found Meaning through International Volunteer Work
プリントオンデマンド¥ 2371
発売日:2025/12/04
-
(著)
江口愼一

Whispers of Light: Illuminating the Hidden World of Nature through Poems and Photographs
プリントオンデマンド¥ 1689
発売日:2025/12/02
-
(著)
村椿四郎

Where Does Poetry Come From, and Where Is It Headed?: Reading Contemporary Poetry Through the Lens of History
プリントオンデマンド¥ 2090
発売日:2025/12/03
- もっと見る







