
日常から人生を綴る:エッセイの楽しみ
(著) 金子肇
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[商品について]
―そうして私は生きている―
世相を見つめ、日々のくらしを見つめ、自分を見つめながら、それを掘り下げ、飾ることなく言葉にしていく――。
本書は、エッセイ教室で課される様々なテーマに触発され書き綴った作品のうち、1994年から2001年までの85編を収めたエッセイ集である。
身近な風景から遥か彼方の宇宙まで、多彩なテーマによって描かれる一つの人生は、一人の人間として捉えた時代の定点観測の記録としても楽しめる内容となっている。
[目次]
はじめに
一九九四年一一月~一九九五年一二月
大菩薩峠
冬至の太陽
カタールのドラマ
雪のヨーロッパ
四年後の卒業
ほか
一九九六年一月~一二月
「以後欠礼」
ブルーフレーム
玉の装い
癌の告知
五〇本のキュウリ
ほか
一九九七年一月~一二月
西暦、年号、干支
C重油
鳳凰三山
勝利の予感
一世一代の末脚
ほか
一九九八年一月~一二月
将棋堂の御利益
縮む時間
カーリングとペタンク
不思議な影
母との手紙
ほか
一九九九年一月~一二月
カード型日記
忘れ物
金がなければ・・・・・・
髭をはやす
インターナショナルは五月に
ほか
二〇〇〇年一月~一二月
渋滞する本
アルブフェイラの星空
夢の中の言い訳
フィリップモリス社の情報開示
メーデー
ほか
二〇〇一年一月~一二月
寒ブリ祭り
羽鳥先生と港区立港中学
腰の線
浪速の笑い
龍涎香(りゅうぜんこう)
ほか
あとがき
著者プロフィール
[出版社からのコメント]
イルカやクジラなど、コミュニケーションを取る動物は少なくありませんが、言葉を使って文化を生みだすことができるのは、人間だけの特徴ではないでしょうか。それぞれの人のそれぞれの人生の中で積み上げられてきた体験は、言葉を通じて形になったとき文化として共有され引き継がれていくのだろうと思います。本書の中にある一つの文化を、ぜひ多くの方に楽しんでいただければ嬉しく思います。
【著者プロフィール】
金子 肇(かねこ・はじめ)
1938年 横浜生まれ
1961年 東京大学農学部卒
1961年 専売公社(現・日本たばこ産業)入社 研究開発に従事
1992年 九州フィルター工業(現・日本フィルター工業)入社
2001年 退職
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