春を味わう俳句100ーー自然の景と風情を楽しむ

(著) 田中三二良

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作品詳細

[商品について]
―十七文字の言葉が紡ぎ出す春の情景―
雪崩です沈みゆく白い軍艦です(田中芥子)
日の当る水底にして蘆の角(高濱虚子)
梅二月ひかりは風とともにあり(西島麦南)
たんぽぽのぽぽぽぽぽぽと日に笑ふ(玉井玲子)
人も旅人われも旅人春惜しむ(山口青邨)
(本書より)
古今の俳句から春の情景を詠んだ百句を集めました。それぞれの句にはコメントもつけていますので、ふだん俳句に親しまない方にも気軽にお読みいただけます。本書とともに、春を感じる時間をごゆっくりお楽しみください。

[目次]
春を味わう俳句100
あとがき
著者略歴

[担当からのコメント]
春は多くの人にとって心浮き立つ季節。そんな季節を詠んだ俳句は、心なしか言葉が踊っているようにも感じられます。春の風景を見つけたら、ぜひ本書を開いてみてください。そこには輝くようにまぶしく生き生きとした言葉たちがあるに違いありません。

[著者略歴]
田中三二良(たなか さんじりょう)

1932年(昭和7年)
 長野県須坂市に生まれる
1973年(昭和48年)
 「夏草」(山口青邨主宰)入会
1994年(平成6年)
 「屋根」(斉藤夏風主宰)入会
 一時「草の実」(鳥羽とほる主宰)に所属
現在「秀」(染谷秀雄主宰)会員
 句集「青夏白冬」
 俳人協会員

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