
歌集『秋寥寥:独居老人歌日記』
(著) 墨林衞
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[商品について]
―極北の星のように巡る季節を眺めつづける。永遠の寂しさと共に―
太古より命つなげるその姿くらげ舞いおりゆらりゆらりと
葉桜のかげの涼しも心経を唱う墓前に初夏の風吹く
六年は酔夢のうちにすぎてなお秋寥寥にわれ生きてあり
鉢植えの銀杏の若葉に水玉を残し止みたり明けの小雨は
雪の中よろこび駆けし愛犬の墓にうすうす初雪つもる
ーー老境に妻を喪い孤影の日々を生きる歌人が、人生の秋を三十一文字の言葉に写しとめた郷愁と静謐さの漂う第二歌集。
[目次]
平成二十三年
年賀状
ミャンマー紀行
大津波
早朝の散歩
ウズベキスタンの旅
平成二十四年
栄
鎌倉秋色
笑
ベトナム管見
アフリカの旅
白内障手術
独居断想
八月に思うこと
北京漫吟
平成二十五年
アウシュビッツ
光
中欧点描
無残な老後
大山の四季
港の見える丘
鶏を屠る
五月おりおり
スリランカ
インド管見
円空仏
自問自答
オリンピック再び
平成二十六年
ロシア管見
閑日独語
マルタ島管見
ひとり居の春
漠たる不安
鎌倉逍遥
旅は道連れ
八月身辺
夏の終りに
秋つれづれ
平成二十七年
バルトの国ぐに
ヒマラヤ
松井セイさんの歌集によせて
夢
孤愁
モロッコ寸描
夏は来ぬ
手紙
夏の八方尾根
夏のつぶやき
秋寥寥
初秋
平成二十八年
「あけび」の校正
悼 大津留イホリ様
ポルトガル
空
アイスランド
コーカサス遊訪
一期一会……旅は道連れ
初夏
方代さん
秋思断章
懐メロ
平成二十九年
西域行
雪
LGBTによせて
眠られぬ夜に
オーロラ
ひとり居の思い
都議選
喜寿の夏
つぶやき
平成三十年
ラオス・ルアンパバーン
喜寿の同窓会
年末年始偶感
偶然の再会
冬から春へ
春さまざま
春眠
エアーズロック(ウルル)
生
せめて一首を
さてもあしたは
チュニジア
平成三十一年(令和元年)
生け花と短歌のコラボ
旅
平成の三十年
小笠原諸島
緑
手作り望遠鏡
AI(人工知能)
悼 友成高朗君
台風襲来
令和二年
一人暮らしは
辞書
令和二年一月
紙
友よ
たたかい
コロナ籠りの日日
「あけび」の編集
酔余雑詠
八月断想
編集作業
歯の治療
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
人は老いや死という現実に向き合う中で豊かな文化を育んできました。老いと死に向き合う葛藤と詩作の日々が詰まった本書には、果たしてどんな文化の土壌がひそんでいるでしょうか。ぜひご一読ください。
[著者略歴]
墨 林衞(すみ りんえ)
昭和15年6月 岐阜市に生まれる。
昭和38年3月 中央大学法学部卒業
日本道路公団、(財)道路交通情報センター等に勤務。
平成10年1月 あけび歌会入会。大津留温先生の指導を受ける。
平成15年10月 海老名市の短歌同好会「さつき短歌会」において
武田弘之先生(コスモス選者)の知遇を得る。
平成21年4月 妻 恭子(やすこ)永眠。
平成23年4月 歌集「医学のために・・・妻に捧げる挽歌」出版。
平成27年10月 「あけび賞」受賞。
平成28年11月 あけび歌会 選者。
令和2年1月 あけび歌会 選者・運営委員・歌誌「あけび」編集人。
新刊情報
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