混迷する今日の日本人へ 山本七平の「預言」

(著) 渡邉斉己

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作品詳細

[商品について]
―日本人論の金字塔―
1970年代、論壇やジャーナリズムにとどまらず、経済界から一般社会に至るまで、その思想が大きな影響力を持った評論家・山本七平。当時『日本学』さらには『山本学』と呼ばれるジャンルさえ確立させた山本だったが、現在ではその名前を聞くことさえ少なくなってしまった。しかし、文化的・宗教的多様性が盛んに叫ばれる現代にこそ、「日本人とは何か」を問いつづけた山本七平の思想が求められているはずだーー。
本書は「日本人とは日本教徒なのである。……これは世界で最も強固な宗教である」という命題を掲げた『日本人とユダヤ人』をはじめ、その著作や論考の考察を通して、「山本日本学」の全体像に迫った一書。「日本教の預言者」山本七平は日本の歴史を、軍隊を、政治を、天皇制を、精神をどのように捉えていたのか。いま、その真相を解き明かす。

[著者略歴]
渡邉斉己(わたなべとしみ)
1947年宮崎県生まれ
昭和45年10月25日『日本人とユダヤ人』を読んで衝撃を受けたことがきっかけとなり、電気技師(電気主任技術者第3種取得)から畑違いの法政大学法学部政治学科に23才で入学。以来、山本七平氏の著作に学び続け今日に至る。大学では左翼全盛の中「自由主義研究会」(サークル)に所属し保守思想を学ぶ。職歴:宮崎県公立学校事務職、団体歴:教育事務ユニオンみやざき初代執行委員長、宮崎県公立小中学校事務研究会会長。退職後は「昭和史講座」を5年で60回開講。その後「山本日本学」生かして郷土史研究にあたる。平成18年BLОG「竹林の国から」、平成20年HP「山本七平学のすすめ」開設。

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